レッドブルF1の“歴史的巻き返し” メキースが明かす鍵は「見えない2000人」

レッドブルF1代表に就任したローラン・メキースは、昨季終盤を成功と呼べる形で締めくくれた理由について、チーム内部の“見えない存在”に最大限の賛辞を送った。
「この巻き返し、あの驚くべきパフォーマンス回復の功績は、とてもシンプルだ」とメキースは語った。
「ミルトンキーンズにいる、我々が普段目にすることのない2000人の人々だ。彼らは決して諦めなかった」
「シーズン前半がどれほど厳しかったか、シーズン途中に行われた変化がどれほど消化の難しいものだったか、それは関係なかった」
「彼らはただ、諦めたくなかった。それこそが、彼らが成し遂げた“歴史的な巻き返し”の正体だ」
シーズン中盤、レッドブルの失速によってマクラーレンが勢いを増し、フェルスタッペンはタイトル争いの圏外と見られるようになった。8月末のオランダGP終了時点で、フェルスタッペンはドライバーズランキング首位から104ポイント差をつけられていた。
しかしその後、フェルスタッペンは10戦連続表彰台という快進撃を見せ、そのうち6勝を挙げるなど猛追。最終的には、5年連続王座までわずか2ポイント差に迫るところまで巻き返した。

メキースは、こうした復活劇の裏にあったのは、現場に姿を見せないスタッフたちの結束力だと強調する。
「すべてが噛み合い始めた背景には、彼らがいる。表に出ない“彼らこそ”が、この流れを作った」
レッドブルはシーズン終盤にかけてもマシン開発を継続し、フェルスタッペンに最大限の武器を与えるため、セットアップ面でも果敢なトライを続けた。
その判断は常に成功したわけではなかったが、メキースはそのリスクを取る姿勢こそが、チームの本質だと語る。
「少しのパフォーマンスを引き出し、そこからさらにリスクを取る。そうすると、転ぶこともある」とメキースは述べた。
「ブダペストを覚えているだろうし、ブラジルの予選も覚えているはずだ」
「リスクはタダではない。何事もタダではない。リスクを取れば転ぶこともある。でも、立ち上がって、またレースを愛する。それが我々だ」
「マックスも同じ船に乗っているし、2000人のスタッフも同じ船に乗っている。株主も同じだ」
「そこにこそ秘密がある。諦めない、ひとつにまとまった集団。それがすべてだ」
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