「新しいアプローチ」 レッドブルF1代表初勝利メキースの手腕をマルコが評価
レッドブルのモータースポーツ・コンサルタントであるヘルムート・マルコは、チーム代表としてグランプリ初勝利を指揮したローラン・メキースのリーダーシップを称賛した。

メキースは4戦前にクリスチャン・ホーナーに代わってレッドブル・レーシングのチーム代表に就任した。マックス・フェルスタッペンは彼の就任後最初のレース、スパ・フランコルシャンでのスプリントレースで勝利を挙げたが、イタリアGPでの勝利はメキースの指揮下での初めてのメインイベントでの勝利となった。

「彼は我々のレースへの取り組みに新しいアプローチをもたらした。そしてそれは明らかに効果を発揮している」とマルコはレース後にViaplayに語った。

フェルスタッペンはシーズン5度目のポールポジションを0.1秒未満の僅差で獲得した。しかしレースでのレッドブルのパフォーマンス差はさらに印象的なもので、マクラーレンは通常ロングランでより強さを発揮する傾向がある。

フェルスタッペンは序盤にランド・ノリスにリードを奪われたものの、すぐにマクラーレンのドライバーを抜き返し、最初のスティントで6秒のリードを築いた。この差は最終スティントで急速に拡大した。マクラーレンはピットストップを遅らせてソフトタイヤに履き替え、レッドブルに追いつこうとしたが、効果はなかった。

「信じられない。つまり、マクラーレンに20秒差をつけ、レースを支配し、さらにファステストラップまで」とマルコは語った。

レッドブル・レーシング

この結果は、夏休み前の最後のレースで9位に終わったチームにとって大きな転換点を示すものだ。モンツァは昨年、フェルスタッペンが6位に終わった彼らにとって最も弱い舞台のひとつでもあった。

「2レース前のハンガリーでは、我々は本当にひどい状態に見えた」とマルコは語った。「そして今はこのような支配的な走りを見せた」

「また、昨年我々が最悪のレースのひとつを経験した後に、今こうして非常に楽観的になり、これからを楽しみにしている」

この結果により、ドライバーズ選手権におけるフェルスタッペンの首位オスカー・ピアストリとの差は94点に縮まった。レッドブルはコンストラクターズ選手権で依然として4位にとどまっており、フェラーリに41点差をつけられているが、勝利数ではライバルがゼロに対して3勝を挙げている。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング