レッドブル F1マイアミGPでの苦戦を予想「気温はマクラーレンに有利」
レッドブル・レーシングはサウジアラビアGPでは予想以上の結果を収めただが、今週末マイアミGPに向けては楽観視できない状況だ。

今季のRB21は、極めて狭い作動ウィンドウを持つマシンとして知られており、特に高温下ではその課題が顕著に現れる。フロリダの暑さと湿度が予想されるマイアミでは、その弱点が浮き彫りになる可能性が高い。

レッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコもこの点に懸念を示している。

「またしても全く異なるサーキットでの戦いになる。だが何より問題なのは、今回も高い気温が予想されていることだ」とマルコはSpeedweekのコラムで述べた。

「理論上では、これは我々にとって決して有利とは言えない条件だ。ジェッダでは、FP3の暑いコンディション下でマクラーレンに0.8秒も遅れていた」

マイアミグランプリ F1 レッドブル・レーシング

今季ここまでの5戦を終えて、マクラーレンのオスカー・ピアストリとランド・ノリスがチャンピオンシップの1-2を占めている。ノリスが初優勝を飾った舞台でもあるマイアミでは、彼らが再び有力候補と見なされているのは当然のことだ。

「マイアミでは、コンディションがマクラーレンに有利に働くと考えている。我々の課題は、今後のヨーロッパラウンドに向けてマシンの作動ウィンドウを広げ、根本的なスピードと弱点を改善していくことだ」とマルコは語る。

開幕からの5戦で得られた知見をもとに、レッドブルはマイアミでの反撃を狙う。しかし、ヨーロッパラウンド開始までの時間は限られており、次戦マイアミは非常に重要な一戦となる。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング