レッドブルF1首脳 2024年マシンRB20のクラッシュテスト不合格を否定せず
レッドブル・レーシングのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、2024年F1マシン『RB20』がFIA(国際自動車連盟)のクラッシュテストで不合格だったとの報道に返答した。

RacingNews365によると、F1ワールドチャンピオンを2連覇したレッドブル・レーシングは、タイトル防衛に向けた新型RB20の最初の前面衝突テストに不合格だったという。前面衝撃構造ダイナミックテストは合格しなければならない数あるテストのうちのひとつに過ぎないが、レッドブル陣営にパニックが起こったことは疑いの余地はない。

新契約を結んだ後、さらに3年間レッドブルで働く予定であるヘルムート・マルコは、F1 Insiderの取材に対してテストが不合格になったかどうかについて肯定も否定もしなかった。

「もし最初のクラッシュテストをパスしていたら、それこそが問題だった。もしそうなら、私たちはうまくいかなかっただろう!」

ヘルムート・マルコのコメントは、昨シーズン、マックス・フェルスタッペンが3年連続のドライバーズタイトルを獲得し、1レースを除くすべてのレースで勝利を収めたレッドブルが、RB19が非常に支配的であったにもかかわらず、今年も再び限界を押し広げようとしているということを示している。

一部報道では、レッドブルは2024年F1マシン『RB20』でさらなる軽量化を図っているという。そうでなければ、余裕で合格しただろう。

2019年に『The Graham Norton Show』に出演したルイス・ハミルトンのインタビューによると、10kgは1周あたりコンマ3秒に相当するため、軽量化できればかなりのアドバンテージになる可能性がある。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング