レッドブルF1代表 「ペレスが仕事をすれば2025年に延長しない理由はない」
今シーズン、セルジオ・ペレスはジェットコースターのようなシーズンに耐え、好調なシーズンスタートを切ったものの、最終レースで立ち直る前に調子を落とした。
レッドブルは2024年のシーズン開幕に向けてペレスにコミットしているが、新たな契約を提示することを検討するためには、もっとコンスタントに上位で戦ってほしいと明言している。
しかし、特にダニエル・リカルドのようなオプションが必要であればすぐにでも投入できるため、チームは決断に時間をかけることに満足しており、2025年にマックス・フェルスタッペンのチームメイトとなる人物の決断を急ぐことはないとしている。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、来年以降ペレスをどうするかというチームの思考プロセスについて「我々が置かれている立場は贅沢なものだと思う。我々は急いではいない」と語った。
「我々にはたくさんの選択肢があるが、チェコのシートを勝ち取るかどうかは彼次第だ」
「我々が応援しているのは彼だ。彼は我々の2024年のドライバーだ。そしてもし彼が来年素晴らしい仕事をするのであれば、我々が彼を2025年まで延長しない理由はない。だが、それは純粋に彼がシーズンの大部分で何を達成するかに基づくだろう」
ホーナーは、来年はライバルたちがレッドブルに迫ることが予想されるため、両マシンのパフォーマンスを最大化することが不可欠だと語った。
これは、フェルスタッペンが上位を独走していた一方で、ペレスはさまざまな苦戦を強いられながらミッドフィールドで戦っていた今年とは対照的となる。
ホーナーはフェルスタッペンと一緒に走るのは簡単なことではないと認めたが、だからといってチームのセカンドカーがすぐそばにいないことの言い訳にはならない。
「マックスのチームメイトであることはタフなことだと思うし、マックスに立ち向かうにはそれなりの覚悟とキャラクターが必要だと思う」とホーナーは語った。
「しかし、集団が収束するにつれて、2台のマシンをできる限り近づけたいと思うことは避けられない」
「チェコのレースペースと彼のレースは、多くの場面で非常に強力でした。おそらく彼がこの冬に集中する必要があるのは、予選でのパフォーマンスだろう」
「しかし、彼は予選のアベレージを上げなければならないことを痛感している。そうすれば、それほど後方から追い上げる必要はなくなる」
ホーナーは、予選の問題は単純にペレスがクルマにもっと自信を持つ必要があることに起因すると考えている。タイヤから最大限の力を引き出すためには、それが不可欠だからだ。
「ビルドアップするために必要な時間はない。結局のところ、それは自信だ」とホーナーは語った。
「1ラップから最大限の力を引き出すことができるのは新しいタイヤセットでグリップの最も高いところだ。今季の初めは、彼はそれをとてもうまくやっていた」
「バーレーンを見れば、彼は速かった。サウジアラビアの予選ではポールポジションを獲得した。アゼルバイジャンでは週末を通して傑出していた。マイアミも予選でそうだった」
「そこから展開が変わっていった。でも、来年に向けて彼にとっては非常に重要な要素であることを理解しているからこそ、この分野に懸命に集中することになると思う」
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