レッドブルF1代表 「人のスカートの中を覗くのはとても失礼なこと」
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レッドブル・レーシングは、昨シーズン中盤以降、RB18とRB19の設計でライバルに対して圧倒的な優位性を保ち、昨日のF1モナコGPでは過去17回のグランプリで16回目の優勝を飾った。
RB18とRB19のパフォーマンスのアドバンテーの多くは、クルマのフロア下の空気の流れに起因していると言われている。F1モナコGPの予選Q1でクラッシュしたペレスのマシンが運び出されたとき、ライバルたちはレッドブルのデザインを見る貴重な機会を得た。
自分のクルマの秘密が明らかになることを懸念しているかと質問されたホーナーは「人のスカートの中を覗くのはとても失礼なことだ」とジョークを飛ばした。
ルイス・ハミルトンがミラボーで最終練習中にクラッシュした際にも、メルセデス W14はその下側が露わになった。
「この週末は、全チームにとってちょっとしたショー&テルだったね」とホーナーは語った。
「誰もが一度は宙吊りにされたことがあるだろう。だからそれは誰にとっても同じだ」
しかし、ホーナーは、レッドブルのライバルたちは、自分たちのマシンのフロアがどのようなものか、すでによく知っているはずだと考えている。
「パドックのあちこちでフロアの写真が撮られている」とホーナーは語る。
「彼らはバンで到着し、マシンを操作し、シャッターを切る。各チームはスパイカメラマンを雇い、パーツがバラバラになったクルマの写真を撮る。それが一般的なやり方だ」
「フロアの写真はこれが初めてとは思わない。クレーンで吊るされたのは初めてだろうけどね。でも、どのチームも常にそのインテリジェンスを求めて努力している」」
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アストンマーティンF1のパフォーマンスディレクターであるトム・マッカローは、自分たちのクルマが同じように暴露されなかったことに安堵した。
「エアロダイナミクスの専門家たちは、吊り上げられたすべてのクルマをよく見ていることだろう」とマッカローは語る。
「ありがたいことに、我々のクルマはまだ持ち上げられていない。この状態を維持できるように頑張ろう」
F1のデザイナーは、クルマのフロアが見えないようにすることに特に気を遣うという。
「エアロダイナミクスの専門家たちは、それを共有することを決して望んでいない。プランクがどのように磨耗しているかからも多くのことを学べる。何が地面に触れているかからも多くのことを学べる」
「しかし、あえて言えば、ピットレーンの上下には、非常に興奮するエアロダイナミスがたくさんある」
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング