レッドブルF1代表 「ユーリ・ビップスの解雇は反人種差別への強い声明」 ネルソン・ピケの件に声明を出さなかった理由
レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ネルソン・ピケによるルイス・ハミルトンへの人種差別発言を非難する声明を出さないというレッドブルの決定を擁護した。

今週、ネルソン・ピケが、昨年のF1イギリスGPでマックス・フェルスタッペンと接触したルイス・ハミルトンを“neguinho”という黒人を差別する言葉で呼び、「彼は汚いことをした」と語った。

F1チームとドライバーは、ネルソン・ピケの発言を容認しないとの声明を発表したが、昨年、ルイス・ハミルトンのメルセデスF1チームと激しいチャンピオン荒尾市を繰り広げたレッドブル・レーシングからの声明は何もなかった。

だだし、2021年にルイス・ハミルトンを倒してタイトルを獲得し、ネルソン・ピケの娘であるケリー・ピケと交際するマックス・フェルスタッペンは「そういった言葉を使用するのは正しくない」とハミルトンへのサポートを誓っている。

レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、彼のチームは人種差別的な発言をしたジュニアドライバーでチームのリザーブドライバーだったユーリ・ビップスを解雇したときにすでに反人種差別への強いメッセージを出したと語った。

「まず第一に、我々はネルソンのコメントに愕然としている。しばらく前のインタビューからのものだがね」とクリスチャン・ホーナーは語った。

「しかし、もちろん、今週初め、もしくは先週の終わりに我々の若いドライバーの1人(ビップス)で実証している。彼が人種差別的なコメントをしたとき、我々は非常に決定的な行動を取った」

「我々は行動を起こし、すぐに彼をチームから外した。我々はユーリについての声明を出した、それが出てきて、我々は実際にジュリをチームから落とすという行動を通して非常に強い声明を出したと感じた。我々はいかなる形の人種差別や差別も決して容認していない」

ルイス・ハミルトンについてのネルソン・ピケのコメントに関する特定のレッドブルの声明がないことについて質問されたクリスチャン・ホーナーは「我々はその日の早い段階で、ユーリについて人種差別に対する許容度がゼロであることとの声明を発表した。次にネルソンピケについての別の声明を発表するのは…」とコメント。

「もちろん、我々はルイスに完全に支持している。我々はHamilton Commissionに完全にサインアップしており、行動が言葉よりも雄弁であると感じた。ユーリへの行動は明らかに厳しいものだが、我々の方針に沿ったものだった」

ネルソン・ピケは、ルイス・ハミルトンに人種差別発言をした同じインタビューのなかで、2016年にハミルトンとタイトル争いをしたケケ・ロズベルグとニコ・ロズベルグの親子に対して同性愛嫌悪のスラーを使用していたことも明らかになっている。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング