レッドブルF1代表 「ホンダF1は最後のエンジンで限界を押し広げた」
レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ホンダF1がラストイヤーに生み出したエンジンは“限界を押し広げた”と称賛する。

レッドブル・ホンダは、2021年の世界選手権の開幕戦となったF1バーレーンGPでマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。ホンダのF1エンジン/パワーユニットが開幕戦でポールポジションを獲得するのは、1991年のアイルトン・セナ以来となる。

ホンダF1は、2021年のF1世界選手権に向けて第4期の活動で最高のF1エンジンを開発したように見えるが、今シーズン限りでF1を去ることが決定している。レッドブル・ホンダは、ホンダのF1パワーユニット技術を引き継ぎ、2022年以降は独自にエンジンを開発していく。

クリスチャン・ホーナーは、最終年となった今年もホンダF1との関係がどれほど重要であるかを語った。

「非常に重要だ。彼らは素晴らしい仕事をしているし、このエンジンで限界を押し広げた」とクリスチャン・ホーナーは Talking Bull でコメント。

「彼らが年末に去るのは残念だが、我々はハイライトで終えようとしている」

レッドブル・レーシングは、タイトルを目指して今季マシン『RB16B』に懸命に取り組んでいるが、完全に新しいレギュレーションの元で開発される2022年F1マシン『RB18』との間でリソースを分割しなければならない。

「大きなレギュレーション変更が導入されることになるので、それを無視することはできない」とクリスチャン・ホーナーは語りました。

「それに加えて、ホンダがF1を離れ、レッドブル・パワートレインをセットアップしたりするなど、他にもたくさんのことが起こっている。トラックの内外で多くのことが起こっている」

同時に、クリスチャン・ホーナーは、レッドブルがこれまで独自のエンジンを開発したことがないため、大きな課題になるだろうと指摘。ホンダF1のスタッフの何人かはレッドブル・パワートレインに加入することになっており、ホンダF1との関係はその点でもさらに重要になってくると語った。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1