レッドブル・ホンダF1 「RB16の問題で学んだ教訓は2021年に役立つ」
レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2020年に問題を抱えたRB16に対処するために学んだ教訓が、2021年F1マシン『RB16B』でメルセデスF1に挑戦することに役立つと考えている。

昨年、レッドブル・ホンダF1は2勝を挙げた。だが、フェラーリが上位争いから脱落したにもかかわらず、チームとして2016年以来最低の勝利数となった。主にRB16に内在した空力のバランス問題に対処する必要があったためだ。

レッドブル・ホンダF1がマシンに苦戦する間、メルセデス W11は優れたパフォーマンスレベルを発揮し、当初のギャップはターボハイブリッド時代の初期を思い起こさせるほどだった。

レッドブル・ホンダF1は、2020年シーズンを通してメルセデスF1とのギャップを埋め、アグレッシブなタイヤ戦略での70周年記念GP、そして、ポールポジションを獲得したアブダビでの最終戦を制した。

2020年にレッドブル・ホンダF1は、継続的なアップグレードを選択。一方、メルセデスは8月のF1ベルギーGP後にアップデートを停止。2つのチームは、2020年から2021年までのキャリーオーバー設計要件を念頭に置いて、シーズンを通してマシン開発に異なるアプローチを取った。

クリスチャン・ホーナーは、メルセデスF1が2021年のF1世界選手権でも明らかに優勝候補だと考えているが、2020年の後半を通してパフォーマンスを追加し続けるという決定は、レッドブル・ホンダF1に報いると信じていると語る。

「過去7年間、1つのチームが完全に支配的であるのを見てきた」とクリスチャン・ホーナーはオートスポーツ誌に語った。

「そして、メルセデスに関して、今年はマシンの大部分が継続し、ドライバーが同じまま、彼らが再び非常に強い立場にあることを期待するだろう」

「しかし、2020年から学んだ教訓を生かして、メルセデスにもっと持続的な挑戦をすることができることを願っている。メルセデスは信じられないほど強く、今年もかなりの優勝候補だ。特に、マシンに関して言えば、間違いなくハイブリッド時代の彼らの最高のマシンだった」

「我々にとってかなりの挑戦になるだろう。しかし、それは我々が楽しんでいるものだ」

また、クリスチャン・ホーナーは、メルセデスF1がアブダビでの敗北をモチベーションをすると考えてる。

「メルセデスは非常に完成されたチームであり、彼らは長い間堅実だった。チャンピオンシップ7連覇としう記録の更新は彼らのすべての功績を認めている」とクリスチャン・ホーナーは語った。

「しかし、我々は過去7年間で最も一貫した挑戦者であったと思う。我々は、この7年間のうち6年間でレースに勝つことができた」

「そして、我々にとってあらゆる分野でより良くなるように努力し続けることが重要だ」

「メルセデスはかなりのマシンですが、我々はハードワークと自分たちの仕事をすることで彼らを倒せることを証明してきた。

「アブダビでの最終戦によって、彼らは非常に意欲的になると思う。トトがそれを使用し、ジェームズ・アリソンも今年はさらに競争力のあるマシンを考え出すと予想している」

「だから、我々はメルセデスの力を決して過小評価していない。しかし、我々は常に挑戦者だった」

「我々の目的は、2020年に学んだ教訓を2021年に取り入れることだ。RB16Bが良い進化になることを期待している」

「タイトルを7連覇中のメルセデスは明らかに優勝候補だが、我々は今シーズンの挑戦に興奮しており、5回目のタイトルを獲得することを諦めていない」

レッドブル・ホンダF1は、2021年F1マシン『RB16B』を2月23日(火)に発表することを決定している。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1