レッドブルのホンダF1エンジン継続のための開発凍結に思わぬ援軍
レッドブルが2022年もホンダのF1エンジンを継続して使用するために必要な開発凍結にいくつかのカスタマーチームが支持を表明しだした。

2022年、レッドブルは新しいネームブレートを取り付けたホンダのF1エンジンを使用したいと考えている。そのためにはエンジンの凍結が必要だが、トップチームは時間稼ぎのために合意を妨害する可能性がある。

レッドブルは、ライバルチームとエンジンメーカーの合意を待っている。2月11日に開催されるF1コミッションの会議で合意が得らえると予想されているが、アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表をフランツ・トストはそこまで確信はしていない。

フランツ・トストは、そこで心理戦が行われていることを知っており。誰もがコストを削減したいと思っているが、メルセデス、フェラーリ、ルノーはアルファタウリほど急いではいない。

「これは上位チームの常套手段だ」とフランツ・トストは Motorsport-Magazin にコメント。

「計画に同意すると言うが、実際にはそれに反対していて、ただ遅らせようとしているだけだ」

F1エンジンの開発が承認されるには全10チームのうち過半数の賛成が必要だが、アストンマーティン(メルセデスのカスタマー)とハース(フェラーリのカスタマー)がサポートを表明した。

ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは「私は賛成だ。同じチームが常にハースに勝つことは良いことではないからね」とコメント。

「メルセデスは素晴らしい仕事をしている。それを損なうことはしたくないが、そのチームが常に勝つとしたら、それは退屈だ。ニキ・ラウダ(2019年に亡くなったメルセデスのアドバイザー)が呼んだように味気ないだろう」

「我々は一般の人々に正直でなければならない。私たちは皆、『さあ、一歩後退して2つ前進しよう』と言うのに十分成熟していると思う」

アストンマーティンF1のチーム代表であるオトマー・サフナウアーもエンジンの凍結にも同意している。

「すべてのチームがエンジンを持っていることを確認する必要がある場合、それは正しいことだ」とオトマー・サフナウアーはコメント。だが、それは一時的な解決策でなければならないと強調する。

「F1は競争を意味うする。ドライバー、マシンとエンジンの両方の観点からね」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1