レッドブルF1首脳 「角田裕毅はカリスマ性のある面白い男」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、角田裕毅を高く評価している理由について語った。

レッドブルF1は、2021年にダニール・クビアトを首にしてホンダF1と自身のジュニアドライバーである角田裕毅をアルファタウリ・ホンダF1からデビューさせることを決断。

レッドブルF1のドライバー育成プログラムの責任者であるヘルムート・マルコは、2022年のマックス・フェルスタッペンの潜在的なチームメイトとして、1年契約で2021年のドライバーを務めるセルジオ・ペレス、テスト兼リザーブドライバーに降格したアレクサンダー・アルボンとともに角田裕毅の名前を挙げてさえいる。

もちろん、それは角田裕毅が2021年にアルファタウリ・ホンダでピエール・ガスリーのチームメイトとしてどのような走りを見せるかに依存ているが、ヘルムート・マルコは、角田裕毅がデビューイヤーで大きな印象を与えたとしても、驚くことではないと語る。

「角田は、すべてのレースで一貫してトップ5でフィニッシュした唯一のF2ドライバーだった」とヘルムート・マルコは Motorsport-total.com に語った。

「彼がチャンピオンシップで勝てなかったのは、技術的な欠陥といくつかのクラッシュがあったからだけだ。そして、それはルーキーイヤーだった」

「彼には信じられないほどのベーシックなスピードがあり、非常に速い知覚と学習段階を特徴としている」

「最後の数戦を見れば、彼がレース序盤から中盤まで抑え、タイヤを節約して、そこから攻撃していた。あれは攻撃性と頭を使ったドライビングの素晴らしい組み合わせだった」

また、ヘルムート・マルコは、角田裕毅が2020年のF1グランプリ週末のフリー走行1回目に出走させなかったのは、その小柄な身長が理由であることを明らかにした。

2020年のドライバーであるダニール・クビアトは182cmと背が高く、160cmの角田裕毅のためにクビアトのマシンのセットアップを調整するのは時間がかかりすぎた。そのため、角田裕毅は、イモラでアルファタウリの2018年F1マシンでのテストと、アブダビGP後のヤングドライバーテストの2日間の走行に制限された。

「彼はカリスマ性のある信じられないほど面白い男だ」とヘルムート・マルコは語った。「彼の身長は161cm、体重は58キロだ」

「金曜日にF1で彼を使わなかったのは、単に変換に時間がかかりすぎて不可能だったことによるものだ」
2020年にF2で3勝を挙げてランキング3位でシーズンを終えた角田裕毅は、日本人ドライバー最年少の20歳で小林可夢偉以来7年ぶりにF1グリッドに並ぶことになる。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / スクーデリア・アルファタウリ / 角田裕毅