レッドブル・ホンダF1、2021年にアルボンの他チームへの貸し出しも視野
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2021年に他チームが緊急でドライバーが必要になった場合にはテスト兼リザーブドライバーのアレクサンダー・アルボンを“貸し出す”可能性があると語る。

レッドブルとホンダF1は、2021年のF1世界選手権でのタイトル獲得を目標にラインナップを強化。マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして、アレクサンダー・アルボンに代えて経験豊富なセルジオ・ペレスを起用する。

だが、アレクサンダー・アルボンは、レッドブル・ファミリー内に留まり、テストドライバーとして様々なテストやシミュレーターでの任務を担当。また、リザーブドライバーとして必要に応じて、レッドブル・レーシングおよびアルファタウリ・ホンダで代役を務める準備も整えていく。

ヘルムート・マルコは「テストセッションで彼を幅広く使用することを彼に保証している」と Motorsport-Total.com のインタビューでコメント。

「2022年のタイヤのための切り離されたテストがある。また、彼は多くのシミュレーターテストを行い、多くのレースでリザーブドライバーも務める。それには我々が持っている4台のマシンが含まれている。彼はそこで使用される可能性がある」

「さらに、他チームが急いでドライバーを必要とする状況が発生した場合、彼を貸しは出す準備ができている。彼はレースマイレージを楽しむことができるはずだ。それで終わりではない。我々ちは彼を固定させることができるかどうかも見ていく」

2021年にセルジオ・ペレスに交代した理由について、ヘルムート・マルコは、2020年のアレクサンダー・アルボンの決定は一貫性だったと述べた。

「一貫性が足りなかった。例えば、風の強さが増したり、別の方向から吹いてきたときなど、彼はあまり簡単には落ち着くことができなかった」とヘルムート・マルコは説明した。

「あるいはタイヤが劣化し始めたとき、彼は不相応に多くの時間を失った」

「確かにそれはメンタル面の話でもある。しかし、絶対的なトップレベルで走るチームメイトがいる場合、マシンに関係なく、それは二次的な役割を果たすと思う」

「もちろん、すべての報道と不満足な結果が彼を不安にさせた。フェルスタッペンとの彼のギャップはシーズンを通して増加し、縮まることはなかった。わずかではあるが、拡大していた」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / アレクサンダー・アルボン