レッドブルF1首脳 「ホンダのF1撤退はしばらく前から知っていた」
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、彼とレッドブルのオーナーであるディトリッヒ・マテシッツは、ホンダがF1から撤退することを知っていたが、F1チーム代表のクリスチャン・ホーナーは知らなかったと明かす。

ホンダがF1撤退を発表する数日前、クリスチャン・ホーナーは、ホンダがF1を継続することを切望すると述べていた。

「我々は引き続き緊密に協力しなければならない。我々にはそれができると確信している。F1の歴史は、メルセデスの長期的な優位性がいつかは終わることを示している。それは避けられないことだ」と語り、2022年はタイトルを獲得するチャンスだと意気込みを語っていた。

だが、その数日後、ホンダは2021年シーズン限りでF1から撤退することを発表している。

ホンダとレッドブルが長期的なパートナーシップを発表した際にはクリスチャン・ホーナーが発表を行ったが、現在ではその役割は変わっているとヘルムート・マルコは説明する。

「ホーナー氏はチームプリンシパルだが、戦略マターには関与していなかった。マテシッツしと私はしばらくホンダのF1撤退を知っていた。もちろん、今シーズンになってからだがね」とヘルムート・マルコは LAOLA1 に語った。

ホンダの八郷隆弘社長は「今回の参戦終了に関することについてですけども、昨年の(レッドブルとの)1年延長を決めた時からいろいろなことを考えてまいりました。そして、8月にレッドブルに我々の考えを伝えて、最終的に終了を決定したのは先月9月末のことになります」と明かしている。

一部では独自にエンジンを開発するオプションも検討されているとされている。

2021年以降のレッドブルの計画について質問されたヘルムート・マルコは「すべてのオプションが検討され、その後、何が起こるかを決定する」と語った。

「我々の計画は、今年の年末までに明快を持っていることだ」

ヘルムート・マルコは、F1撤退というオプションを行使する事は優先事項ではないとしながらも「契約は一年ごとに解除する事ができる」と語り、「今はすべててを整理している段階だ。事実関係がまとまったら、マテシッツ氏が最終決断を下す事になる」

2022年のレッドブルにはたくさんのオプションがあるが、2021年にも疑問符が残っている。誰がマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めるかであり、セルジオ・ペレスとニコ・ヒュルケンベルグなどが言及されている。

「アレクサンダー・アルボンがパフォーマンスを発揮すれば、彼はとどまるだろう。そうでない場合は、考慮事項がある。そうなった場合、優れたドライバーが市場に出ているかどうかを確認する。しかし、それは現時点では問題外だ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1