レッドブル・ホンダF1首脳 「RB16の主要な問題は解決している」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、序盤戦でRB16が抱えていた主要な問題は解決しており、レッドブル・ホンダは今後さらにメルセデスにプレッシャーをかけ続けることができると語る。

シルバーストンで開催されたF1 70周年記念GPでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがタイヤのブリスターに苦しくメルセデスの2台を後目に今シーズン初勝利を挙げた。

予選までは圧倒的とも言えるパフォーマンスを示していただけに、決勝でメルセデスがあれほどタイヤに苦しむことになると想像できていた者はあまりなかっただろう。

1997年のF1ワールドチャンピオンであるジャック・ヴィルヌーブも「正しい戦略があり、その戦略を実行できるだけのドライバーがいるとすれば、メルセデスは大きな問題を抱えている」と Sky Itaria にコメント。

「彼らが手にしているマシンでリーダーから10秒差でフィニッシュしたということは、チームがそれを台無しにしてしまったということだ」

ピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラは、今週末のF1スペインGPでもチームはタイヤを再び管理する必要があると警告した。

「現在のマシンはかつてなかったほどに速いし、スペインGPが8月に開催されたことは一度もなかった」とマリオ・イゾラはコメント。

「それを念頭に置けば、これまでのバルセロナで見た中でタイヤに最も厳しいレースになるかもしれない

その中で、レッドブル・ホンダはメルセデスへのプレッシャーを維持できると考えている。

「マシンはまだ我々が望んでいるレベルからは程遠いが、我々は開発を継続している」とヘルムート・マルコは APA通信 に語った。

「風洞でのテストやCFDのデータが示しているものがまだサーキットでは見られていない。だが、ゆっくりとそこに近づいてはいる」

「マシンの主要な問題は解決しているが、まだいくつか小さな問題が残っている。

ヘルムート・マルコは、先週末のシルバーストンでメルセデスがタイヤに問題を抱えた理由のひとつは、自分たちが彼らにプレッシャーをかけることができていたことだと考えている。

「我々の基本的なスピードはかなりよかったし、メルセデスは限界での走りを余儀なくされていた。以前の彼らはただクルーズしているだけだった」

だが、ヘルムート・マルコは、メルセデスが予選で強さを見せている秘密は分からないと語る。

「メルセデスの予選タイムについてはまだ説明できない。あれはちょっとばかり奇妙だ」

しかし、今週末のバルセロナはかなり気温が高くなると予想されているが、レッドブル・ホンダにとってはそれが有利に働く可能性もあるとヘルムート・マルコは考えている。

「それに関してはうれしく思っているが、どうして我々のクルマがあれほど気まぐれなのかをこれから突き止める必要がある」

「我々は諦めるつもりはないし、今も自分たちは挑戦者だと思っている」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1