レッドブルF1代表、アルボンを擁護 「F1シーンは記憶力が悪い」
レッドブル・ホンダF1で初のフルシーズンを迎えた今年、アレクサンダー・アルボンは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンのタイトル獲得へのアシストが求められているが、開幕2戦ではフェルスタッペンからペースはほぼ0.5秒遅れており、特に第2戦ではメルセデスF1とのチームとしての戦いに加わることができなかった。
そのため、アレクサンダー・アルボンはタイトルを狙うチームのドライバーとして実力が足りないとの意見もある。
それでもアレクサンダー・アルボンは開幕戦F1オーストリアGPではルイス・ハミルトンと2位表彰台を争い、第2戦F1シュタイアーマルクGPでキャリアベストとなる4位入賞を果たしている。
クリスチャン・ホーナーはアレクサンダー・アルボンを擁護。まだ2年目のアルボンには伸びしろがあると語る。
「アレックスの前半のペースについていくつか質問を受けたが、忘れないで欲しいのは、彼が開幕戦でルイスにチャレンジする素晴らしいレースを見せていたということだ」とクリスチャン・ホーナーは語る。
「F1シーンは記憶力が悪く、物事をすぐに忘れてしまう」
「アレックスは経験を積みながら成長している。彼がマシンの状態に好感触を得ているのは非常に明るい材料だ」
「ソフトタイヤでのファーストスティントについて話すと、右フロントタイヤのブリスターが心配だったので、アレックスは設定していた周回数を走り切るためにペースをコントロールしていた。これが理由でアレックスと前方の差が開いてしまったのだが、ピットインしてミディアムタイヤに履き替えたあとはペースを取り戻した」
「データをチェックすれば、マックスを追っていたボッタスとアレックスの差が0.1秒以内だったことが分かるはずだ。また、レース終盤には非常に速かったセルジオ・ペレスを見事に封じ込めた」
「アレックスは好感触を得ている。また、彼とマックスの相性が良いので、オーストリアではそれぞれのマシンに様々な変更を加えて、正確な比較をすることができた」
「私たち全員が彼の成功を願っている。また、マックスは6シーズン目だがアレックスはまだこのチームで11レースしか走っていないことを忘れてはいけない。アレックスは日曜日のパフォーマンスから大きな学びを得たので、気落ちするべきではない。F1キャリアベストに並ぶ結果を出し、チームに十分なポイントを持ち帰ってくれた」
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