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レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ホンダF1のパートナーシップによってチームに“新しい時代”がもたらされたと語る。

レッドブル・レーシングは過去にタイトルを4連覇したことのあるルノーとの12年間のパートナーシップを終了し、今年からホンダのワークスチームとしてタイトル奪還を目指す。

ホンダのキックオフイベントで日本を訪れたクリスチャン・ホーナーはホンダとポジティブなスタートが切れたと語る。

「ホンダとのパートナーシップによってレッドブル・レーシングに新しい時代がもたらされたと思う。信頼性もパフォーマンスもシャシーとの組み合わせも非常にうまくいっているし、今シーズンにむけてとてもポジティブなプレシーズンを迎えられたと思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

ホンダのスタッフとの仕事、コミュニケーション、チーム内の雰囲気については「とてもうまく行っている。コミュニケーションも素晴らしい」とコメント。

「ホンダのファクトリーはほんの1キロくらいの距離にあるし、とてもいいコミュニケーションがとれている。スピードとレスポンスもとても速くて驚いた。これまで経験したことのないことだ。イギリスの食事を楽しんでくれていればいいんだけどね」

「いずれにしろ、とても良いスタートを切れたと思う。とてもシームレスだなと思った。お互いをうまく知って、うまく進めることができている」

F1ワールドチャンピオンを獲得するかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「V8エンジンは2013年に終わり、そこからパワーユニットとなった。そこからホンダとの関係が生まれたが、非常に期待している」とコメント。

「メルセデスは5年連続で世界選手権を獲得して、フェラーリもいる。そういったメーカーがベンチマークとなっており、ホンダはそのギャップを埋められていると思っている。その2社にメーカーとして挑んでいきたいと思っている」

「F1はとにかく限界への挑戦だし、レッドブルは毎年シャシー側でそれをやっている。ホンダ側も同じアプローチを採ってくれていることを嬉しく思っている。でも、まず何よりも完走しなければならないので、信頼性というのがもちろん重要な要素になる」

「とても嬉しいのはレッドブル・レーシングが走行距離を長く伸ばせたことであり、トロロッソも冬季テストでは走行距離をとても稼ぐことができた。とても励みになる結果だと思う。レギュレーション、特にパワーユニット側のルールの安定性によってホンダ側も過去12ヶ月で素晴らしい進歩を果たせたと思う」

今週末の開幕戦オーストラリアGPへの準備については「チームはとても忙しくしている」とコメント。

「開幕戦は1万マイルの距離にあるオーストラリアで開催される。ピエールのおかげ(テストでのクラッシュ)でチームはさらに忙しくなってしまっているが、ファクトリー内は高いモチベーションで溢れているし、ホンダとのパートナーシップによってとても活気が出ている。本当にプッシュしてくれているし、フロントウイングも変更になり、デザインもかなりプッシュしている」

また、今季マシン『RB15』では“空力の鬼才”と称されるエイドリアン・ニューウェイが本格復帰。非常にやる気を高めていると語る

「エイドリアンは非常にコンペティティブな人間だ。当然、デザイナーとしてもF1史上最もレベルの高い人だと言える。彼も基本的にパフォーマンスを求める人間だし、ホンダのエンジンは素晴らしいと考えている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「ファクトリーにも行っているし、彼の息子が今年スーパーフォーミュラに参戦する。おそらく、そこで彼の姿をもっと見ることになるのではないだろうか。おそらく現場に行くだろうからね」

また、ホンダチームとしてのホームレースとして挑むことになる日本GPについては「日本GPはカレンダーの中でもベストなグランプリのひとつだ。日本GPには多くの観客が集まるし、とてもエキサイティグだ」とコメント。

「これまで日本では何勝か挙げることができている。とても素晴らしいイベントだし、勝つことがとても嬉しいイベントだ。ホンダチームとして鈴鹿に戻ることを楽しみにしている。とてもエキサイティングだ。レッドブル、ホンダのファン、マックスのオレンジを着たファン、ピエールのトリコロールを着たファンに会えるだろう。いずれにしろ、レッドブル・ホンダのファンで埋めつくされていると思う」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1