F1 アストンマーティン レッドブル・レーシング
アストンマーティンは、Autosport BRDC Awardの新しいオフィシャルパートナーに就任。優勝者には20万ポンド(約2900万円)の賞金とレッドブル・レーシングのF1カーをテストする権利が与えられる。

Autosport BRDC Awardは、注目を集める英国人ドライバーをサポートし、次の英国人のF1ワールドチャンピオンを見つけるために1989年に開始。マクラーレンが今年の初めにそのサポートを撤退するまではジェンソン・バトン、デビッド・クルサード、ジョージ・ラッセルとランド・ノリスを含む30名が受賞してきた。

今年からはアストンマーティンが新しいオフィシャルパートナーとなり、『Aston Martin Autosport BRDC Young Driver of the Year Award』を開始する。

賞金の一部として、優勝者はシルバーストンでレッドブル・レーシングのF1カーでテストを受け、また、FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦するアストンマーティンのヴァンテージ GTEでの走行機会が与えられる。

賞の基本フォーマットは変更されない。Autosportの読者によるノミネートの後、FIAフォーミュラ3のレベル以下で競争している4人の英国人ドライバーがファイナリストに選ばれる。ファイナリストはレッドブル・レーシングの本社でフィットネスとシミュレーターの評価を受け、その後2日間のシルバーストンで複数のマシンを使ってのシュートアウトが行われる。

審査員は、元ブリティッシュ・レーシングドライバーズ・クラブ(BRDC)会長、1992年の世界スポーツカーチャンピオンのデレク・ワーウィック、アストンマーティンのドライバーであるダレン・ターナーらが務める。

アストンマーティンCEOを務めるアンディ・パーマーは「私はそれがデザイン、エンジイナリング、ドライビングに関わらず、自動車の分野で若い才能を育成する大きな必要性があるとずっと信じてきた」とコメント。

「この重要な新しいパートナーシップは、次世代の英国人ワールドチャンピオンの育成において重要な役割を果たすための最高の機会を表している」

「賞の歴代受賞者がそれを語っている。我々は、アストンマーティン、レッドブル・レーシング、オートスポーツ、そしてBRDCのパートナーと共に、このプログラムを世界のモータースポーツで才能を伸ばす最もエキサイティングな機会に発展させることを楽しみにしている」

アストンマーティンとテクニカルパートナーシップを結んでいるレッドブル・レーシングのF1チーム代表クリスチャン・ホーナーは「我々はモーターレースの未来のスターを発掘するアストンマーティンをサポートできることを嬉しく思う。このプログラムは若手ドライバーが最高レベルでキャリアをさらに向上させる絶好の機会だ」とコメント。

「レッドブルはジュニアチームを通して若いレースの才能を育成した長く成功した歴史を持っている。我々は明日のチャンピオンを見つけるその探求においてアストンマーティンを支援することを楽しみにしている」

2019年の受賞者は12月のAutosport Awardsで発表される。

Aston Martin Autosport BRDC Young Driver of the Year AwardAutosport BRDC Award 受賞者
1989年 デビッド・クルサード
1990年 ガレス・リース
1991年 オリバー・ギャビン
1992年 ダリオ・フランキッティ
1993年 ラルフ・ファーマン
1994年 ジェイミー・デイヴィス
1995年 ジョニー・ケイン
1996年 ダレン・ターナー
1997年 アンドリュー・カークオールディー
1998年 ジェンソン・バトン
1999年 ゲイリー・パフェット
2000年 アンソニー・デビッドソン
2001年 スティーブン・ケイン
2002年 ジェイミー・グリーン
2003年 アレックス・ロイド
2004年 ポール・ディ・レスタ
2005年 オリバー・ジャービス
2006年 オリバー・ターヴェイ
2007年 ステファン・ウィルソン
2008年 アレクサンダー・シムズ
2009年 ディーン・スミス
2010年 ルイス・ウィリアムソン
2011年 オリバー・ローランド
2012年 ジェイク・デニス
2013年 マット・パリー
2014年 ジョージ・ラッセル
2015年 ウィル・パーマー
2016年 ランド・ノリス
2017年 ダニエル・ティクトゥム
2018年 トム・ギャンブル

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング