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レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、新たなF1エンジンパートナーであるホンダと対話を重なるなかでF1に対する意思の強さが確認できたとし、長期的なスパンで関係を築いていきたいと語る。

クリスチャン・ホーナーは、レッドブル・レーシングのF1チーム代表として過去3年に渡ってチームの勝利を見届けてきたが、チームは2013年以来チャンピオンになっていない。

目標はホンダと一緒にチャンピオンに返り咲くことであり、お互いの良さを引き出すためには辛抱が必要だとクリスチャン・ホーナーは語る。

「ホンダと働き始めて感じたことは、非常にストレートで分かりやすい関係性を築けていると言うことだ」とクリスチャン・ホーナーは語る。

「我々には情熱がある。率直でオープンな対話を重ねてきて、F1に対するホンダの意志の強さが分かったし、互いに理想的な組み合わせだと思っている。今までのところ順調ですし、この先も喜びを分かち合いたいと思っている」

「12年ぶりにPUサプライヤーを変更したので、ここからさらに互いを知る努力が必要だ。ローマは1日にして成らずというように、我々は2~3年のスパンで考えている。今シーズンは1年をとおして成長していければいいと思っている」

「フェラーリやメルセデスとの差を見れば、ここ1~2年の自分たちのポジションが分かる。得意なサーキット、苦手なサーキットがありますが、どのサーキットでも結果を出せるようになるのが目標だ」

昨年のトロロッソとの提携があり、ホンダとレッドブルの関係はすでにある程度成熟している。昨年1年間の関係が、今年のホンダとレッドブルの提携に結びついたとクリスチャン・ホーナーは語る。

「2018年のホンダとトロロッソの提携は戦略的に重要な決断だった。レッドブル・テクノロジーはトロロッソにギアボックスなどのドライブトレインを提供している。トランスミッションをホンダのPUに組み込む過程で、彼らの仕事を垣間見ることができた。彼らの1年をとおした成長を見て、レッドブル・レーシングのPUのサプライヤーを決めた」

ミルトンキーンズのレッドブル・レーシングとホンダのファクトリーはクルマで数分の場所にある。大御所デザイナーのエイドリアン・ニューウェイを始めとしたスタッフが働くファクトリーには、すでにいい影響があらわれているとクリスチャン・ホーナーは語る。

「ファクトリーは前向きな雰囲気で満ちているし、レースに情熱的に取り組む新しいパートナーと仕事をできることに興奮している。

「ホンダとレッドブルのエンジニアは目標に向かって懸命に取り組んでいる。デザイナーとして馬力のあるPUを望むエイドリアンにとって、今回の提携は歓迎すべきものだ。彼はHRD-Sakuraも訪れ、ホンダのPUへの変更がスムーズにいくように尽力した。技術的な連携を深めている技術チームは今までと心機一転、新たな提携に対して情熱的に取り組んでいる」


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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング