レッドブル 「今年ホンダのエンジンを搭載していても勝利を収めていた」
レッドブル・レーシングは、ホンダとルノーのF1パワーユニットのパフォーマンス差は“1%以内”であり、今年ホンダのF1パワーユニットで戦っていたとしても勝利を収めることはできていたと考えている。
今シーズン、ルノーのパワーユニットを搭載するレッドブル・レーシングは、第3戦中国GPでダニエル・リカルドが今季初勝利を挙げ、第6戦モナコGPではMGU-Kの故障に見舞われながらもポールポジションから2勝目を達成。
そして、第9戦F1フランスGP前にルノーとのパートナーシップを今シーズン限りで解消し、2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載することを発表。レッドブルのホームレースとなった第10戦オーストリアGPではマックス・フェルスタッペンがチームに今季3勝目をもたらしている。
しかし、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、今年ホンダのF1パワーユニットを搭載していたとしても“今のポジションに違いはなかっただろう”と Autosport magazine の巻頭特集で語った。
「それでも我々はグランプリで勝利を収めていただろう」とクリスチャン・ホーナーは方ある。
「ホンダは現在の我々の位置の測定値の1%以内にいる。それでもフェラーリとメルセデスに対してはまだ大きな差がある。だが、我々の後ろにホンダのようなOEMの全面的な焦点を得ることは、ルノーが必然的にどんどん彼ら自身のチームに焦点を当てるようになるにつれ、彼らとのパートナーシップがますますカスタマー化している事実と相まって、異なる道に進むにはまさに正しいタイミングだった」
以前からクリスチャン・ホーナーは、レッドブル・レーシングはどこかのタイミングでルノーのカスタマー待遇から抜け出し、ワークスステータスを得ることの必要性を強調していた。
今年、レッドブル・レーシングは、トロロッソに供給されているホンダのF1エンジンを使って、2019年型エンジンに必要なことを学習してきた。レッドブル・テクノロジーが両チームのギアボックスを製造している事実に加え、新しいエンジンに対応するためにシャシーにどのような変化が必要であるかという転換可能な知識も蓄えている。
クリスチャン・ホーナーは、それホンダと比較的容易な統合をもたらし、ルノーよりも大きなデザインと開発能力を提供すると語る。
「現在のルノーとの状況では、エンジンに関するボックスの位置決めや連結点は、彼らのワークスチームによって決定されている。我々はルノー・エンストンが採用したいと考えているすべてのことに対応しなければならない。時にはそれに対応するために妥協しなければならない場合もある」
「ホンダとはエンジンとシャシーの統合を最適化するために事前に議論を交わすことができる。彼らはより早い段階で関わっているし、彼らにはリソースと能力がある」
「おそらくルノーが苦労している最大の課題のひとつは、研究開発(R&D)プロセスへの財政的なコミットメントにあると思う。メルセデスは多くの資金を費やし、たくさんの投資をしてる。フェラーリも同様だ」
「このパワーユニットは非常に複雑であり、各パワーユニットの導入によって増分できるゲインはまだある」
クリスチャン・ホーナーは、そのようなゲインを与えてくれるのはルノーではなくホンダであり、ただ改善するだけでなく、ギャップを縮めることができると自信を持っていると語っている。
クリスチャン・ホーナーは、田辺豊治のF1テクニカルディレクター就任をはじめとするホンダの人員変更が、ホンダのHRDさくらの“どこにも劣らない”施設を“適切な最終プロダクト”に落とし込むための重要な決定だったと強調する。
昨年まで、ホンダはF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介が現場と技術開発の両方を担ってきた。しかし、今季からは田辺豊治がF1テクニカルディレクターとして現場を仕切り、HRDさくらでは新たに浅木泰昭が研究開発を統括。それぞれの視点から焦点を当てるべき部分を明確にし、F1パワーユニット開発で迅速な意思決定を実現できるようになっている。
「彼らはエンジニアリングと技術リーダーシップを強化してきた。彼らは現在グループに優れた経験をもたらしており、それがコース上に現れている」とクリスチャン・ホーナーは語った。
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング
今シーズン、ルノーのパワーユニットを搭載するレッドブル・レーシングは、第3戦中国GPでダニエル・リカルドが今季初勝利を挙げ、第6戦モナコGPではMGU-Kの故障に見舞われながらもポールポジションから2勝目を達成。
そして、第9戦F1フランスGP前にルノーとのパートナーシップを今シーズン限りで解消し、2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載することを発表。レッドブルのホームレースとなった第10戦オーストリアGPではマックス・フェルスタッペンがチームに今季3勝目をもたらしている。
しかし、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、今年ホンダのF1パワーユニットを搭載していたとしても“今のポジションに違いはなかっただろう”と Autosport magazine の巻頭特集で語った。
「それでも我々はグランプリで勝利を収めていただろう」とクリスチャン・ホーナーは方ある。
「ホンダは現在の我々の位置の測定値の1%以内にいる。それでもフェラーリとメルセデスに対してはまだ大きな差がある。だが、我々の後ろにホンダのようなOEMの全面的な焦点を得ることは、ルノーが必然的にどんどん彼ら自身のチームに焦点を当てるようになるにつれ、彼らとのパートナーシップがますますカスタマー化している事実と相まって、異なる道に進むにはまさに正しいタイミングだった」
以前からクリスチャン・ホーナーは、レッドブル・レーシングはどこかのタイミングでルノーのカスタマー待遇から抜け出し、ワークスステータスを得ることの必要性を強調していた。
今年、レッドブル・レーシングは、トロロッソに供給されているホンダのF1エンジンを使って、2019年型エンジンに必要なことを学習してきた。レッドブル・テクノロジーが両チームのギアボックスを製造している事実に加え、新しいエンジンに対応するためにシャシーにどのような変化が必要であるかという転換可能な知識も蓄えている。
クリスチャン・ホーナーは、それホンダと比較的容易な統合をもたらし、ルノーよりも大きなデザインと開発能力を提供すると語る。
「現在のルノーとの状況では、エンジンに関するボックスの位置決めや連結点は、彼らのワークスチームによって決定されている。我々はルノー・エンストンが採用したいと考えているすべてのことに対応しなければならない。時にはそれに対応するために妥協しなければならない場合もある」
「ホンダとはエンジンとシャシーの統合を最適化するために事前に議論を交わすことができる。彼らはより早い段階で関わっているし、彼らにはリソースと能力がある」
「おそらくルノーが苦労している最大の課題のひとつは、研究開発(R&D)プロセスへの財政的なコミットメントにあると思う。メルセデスは多くの資金を費やし、たくさんの投資をしてる。フェラーリも同様だ」
「このパワーユニットは非常に複雑であり、各パワーユニットの導入によって増分できるゲインはまだある」
クリスチャン・ホーナーは、そのようなゲインを与えてくれるのはルノーではなくホンダであり、ただ改善するだけでなく、ギャップを縮めることができると自信を持っていると語っている。
クリスチャン・ホーナーは、田辺豊治のF1テクニカルディレクター就任をはじめとするホンダの人員変更が、ホンダのHRDさくらの“どこにも劣らない”施設を“適切な最終プロダクト”に落とし込むための重要な決定だったと強調する。
昨年まで、ホンダはF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介が現場と技術開発の両方を担ってきた。しかし、今季からは田辺豊治がF1テクニカルディレクターとして現場を仕切り、HRDさくらでは新たに浅木泰昭が研究開発を統括。それぞれの視点から焦点を当てるべき部分を明確にし、F1パワーユニット開発で迅速な意思決定を実現できるようになっている。
「彼らはエンジニアリングと技術リーダーシップを強化してきた。彼らは現在グループに優れた経験をもたらしており、それがコース上に現れている」とクリスチャン・ホーナーは語った。
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング