F1 アストンマーティン レッドブル ホンダ
レッドブル・レーシングのタイトルスポンサーを務めるアストンマーティンは、チームが2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載して“レッドブル・ホンダ”として認識されることになってもブランド的に懸念はないと語る。

レッドブル・レーシングが現在搭載するルノーのエンジンは、チーム名に2つの自動車メーカーを避ける意味合いもあり、2016年からタグホイヤーにブランド化されている。

しかし、今週レッドブル・レーシングはホンダと2年間のF1パワーユニット供給契約を締結。2019年からアストンマーティンはホンダはスペースを共有することになる。

また正式には発表されていないが、マシン名は“アストンマーティン・レッドブル・レーシング・ホンダ”というになると考えられており、2つの自動車メーカーの名前が入って混乱を生む可能性がある。

しかし、アストンマーティンの最高経営責任者を務めるアンディ・パーマーは、同社とホンダは異なる顧客にアピールすることになるため、ホンダとネーミングライツを共有することは問題ないと語った。

「チーム名はアストンマーティン・レッドブル・レーシングであり、もちろん、FIAはエンジンメーカーの名前を追加するのは非常に明白なことだ」とアンディ・パーマーは Autosport にコメント。

「だが、本音を言わせてもらおう。タグホイヤーと呼ばれてはいたが、誰もがそれがルノーであることはわかっていた。その意味ではそれがルノーであってもホンダであっても何か違いはあるだろうか?」

「アストンマーティンは両方のブランドと購買が被ることはない。なので、我々は名称に関してはまったく無頓着だ」

アンディ・パーマーは、レッドブル・レーシングからホンダに切り替えるという決断について相談を受けていたとし、アストンマーティンとしてはチームがより競争力を高めるためのこの動きを完全に支持していると協力した。

「もしそれがフェラーリのエンジンであったならば、私は問題を抱えていただろう! それは越えてはならない一線だ」とアンディ・パーマーはコメント。

「だが、我々の顧客はルノーやホンダのどちらとも競合しない。ルノーがタグホイヤーの名前で隠されていたよりもホンダが問題になると言えるだろうか? 正直、私はそうは思わない」

「我々はしばらくそれについて知っていたし、レッドブルがどこへ行きたいかに関しては根本的に同意している」

「明白にしておこう。我々には拒否権はないし、我々は単純に協議プロセスの一部だ。それは我々がF1レースに挑む哲学の一部でもある」

「大まかに言えば、我々は独自のチームを持つよりも、F1のエキスパートとレースをする方が優れていると思っている。我々にとっての基準は非常にシンプルだ。勝つためにできることはすべてやる」

「チームがルノーからホンダに変更することで勝つためのより良いチャンスを得られると感じているのは明らかだ。その意味で私はこの決定を称賛している」

ホンダは2017年にハイブリッドスポーツカーのNSXを発売開始。価格は2370万円。アストンマーティンにもDB9、DB11、ラピードなど、同価格帯のクーペタイプのスポーツカーがラインナップされている。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング