レッドブル
レッドブルは、F1オーストラリアGPでのダニエル・リカルドの失格処分に対する控訴を有利に進められる新しい証拠が出てきたと主張している。

ダニエル・リカルドは、マシンの燃料流量センサーが最大100kg/時という燃料流量を常に違反していたことを示したとして失格処分が下された。

しかし、レッドブルは、FIAの燃料流量センサーは精度が悪く納得のいく数値を示さなかったため、独自のデータを使用せざるを得なかったと反論。

処分を不服として控訴しており、今月14日、FIA控訴裁判所は、この件について審議する予定である。

レッドブルは、燃料流量の範囲にあること、そして燃料センサーには今でも問題があることを証明できると自信を持っている。

さらにレッドブルは、マシンを改善するまでに先行するメルセデスとの差を射程圏内に置くため、できるだけ多くのポイントを獲得しようとしており、この控訴で勝訴することがいかに重要であるか知っている。

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「このポイントはとても重要だ。1ポイントずつが重要になる」と述べた。

「こちらには確固たる言い分がある。レースが進み、問題がより明確になった。新しい証拠が出てきており、新しいことがわかった」

「こちらの主張を公平に提示し、メルボルンでのダニエルの2位を取り戻したい」

レッドブルは、新証拠が何であるかは詳しく語っていないが、シーズン開幕3戦でレッドブルと姉妹チームのトロ・ロッソに多発した問題の原因解明と関係があるかもしれない。

レッドブルが、燃料センサーにシーズン開幕前FIAが気づかなかった問題があることを証明できれば、強力な反論になるかもしれない。

またレッドブルは、3月上旬にチームが独自のデータの数値をベースにすることを認める場合を概説したFIAが発行した技術指令は、規約的価値がないと主張している。

したがって、レッドブルは燃料流量制限に関する規約に完全に従っていたと主張している。

だが、FIAは、ジル・センサーズが供給する燃料センサーを全面的に信頼していると主張し続けている。

F1バーレーンGPで、FIA会長のジャン・トッドは、燃料センサーは必要不可欠であり、今回の違反はF1のボディワーク規約違反と同じように扱わなくてはならないと述べた。

ジャン・トッドは「規約があるのだから、その規約を尊重しなければならない」とコメント。

「燃料流量計がなくても問題はないだろう。しかし、唯一の問題は、特定のエンジンだけに自由な容量を認めてしまうことだ」

「エンジンの出力を制限する唯一の方法は、FIAが管理する流量計を設置することだ」

「マシンのフロアのようなものだ。寸法は決まっており、特定のチームのフロアが正常な寸法に対応していない場合は失格となる」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング