アービッド・リンドブラッドのF1昇格に疑問視 岩佐歩夢を起用すべきとの論調

リンドブラッドは将来性抜群だが課題も明確
ヘルムート・マルコはリンドブラッドを高く評価し、17歳当時に特例でスーパーライセンスを取得させたほどだ。レッドブルは彼の才能に惚れ込み、FP1起用など“F1組み込み”の準備を進めている。
だがF2デビューイヤーの2025年は波が大きく、現在ランキング7位。カタルーニャでの2勝目以降はポイント獲得が4回のみと苦戦。メキシコではフェルスタッペンのマシンで角田裕毅を上回ったが、レース週末を通して安定して結果を残す段階には至っていない。
ローレン・メキースもリンドブラッドのF2パフォーマンスに懸念を示しており、2年目を推す声すらある。昇格のプレッシャーが大きい2026年に投入するのはリスクだという見方が強い。
岩佐歩夢は経験・結果ともにリンドブラッドを凌駕
岩佐歩夢は2021年にリンドブラッドと同じくレッドブル・ジュニア入りしたが、すでに24歳と経験値が段違いだ。F1テストではリアム・ローソンを上回った実績もあり、F2では2年連続でトップ5入り。リンドブラッドよりはるかに安定した結果を残してきた。
さらに重要なのは2024〜2025年のスーパーフォーミュラでの実績だ。F1に最も近いと言われる高速フォーミュラで、岩佐歩夢はいち早く適応して2025年にチャンピオンを獲得。レースアプローチや安定感は大きく成長し、マネージャーの小池智彦氏もこう語っている。
「岩佐はどんどん良くなっている。今季は非常に安定していて、ドライビングの平均値はどのドライバーよりも高い。F1を走る姿は容易に想像できるし、角田より上だと思っている。」
こうした高い評価に加え、F1に近いマシンでの成功経験は2026年の新規則導入において大きなアドバンテージとなる。

2026年の新ルールは“経験と安定性”が武器になる
2026年はパワーユニット刷新に加え、アクティブエアロ導入などドライバー側の適応力が極めて重要になる。経験豊富で適応能力を証明してきた岩佐歩夢は、変革期のチームを安定させる存在になり得る。
一方で、リンドブラッドはまだF2でも安定性を欠く段階。プレッシャーの大きい昇格初年度と新レギュレーションの同時投入は負担が大きく、チーム側にもリスクが高い。
レーシングブルズは“勝てるカード”を選ぶべき
レッドブルはリンドブラッドをF1に入れたがっているが、メキースは2026年の体制を決めるにあたり角田裕毅を簡単に外せないという状況になっている。ローソンとの比較だけではなく、リンドブラッドの現状を踏まえても無理にF1へ押し上げるべきではないと考えているからだ。
だからこそ、レーシングブルズが2026年に本気でポイントを取り、チームとして前進したいなら最も即戦力の岩佐歩夢を起用するのが合理的な判断になる。
経験、実績、適応力。
そして2026年の混乱を切り抜ける安定性。
リンドブラッドは将来のスター候補だが、2026年に最適解となるのは岩佐歩夢である――そう考える声が強まっている。
Source: F1 OVERSTEER
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