レーシングブルズ アイザック・ハジャーのレッドブルF1昇格見送りを要請

フェルスタッペンが出場停止の瀬戸際にあるとの報道がある中、オランダの『De Limburger』紙は、角田裕毅のチームメイトが急遽必要になった場合に備えて、レッドブル・レーシングが代替案を準備していると伝えた。
同紙の記者エリック・ファン・ハーレンは「フェルスタッペンが出場停止になるという可能性は低いが、もしそうなった場合、レッドブルはレーシングブルズのドライバーを一時的に起用する予定だ」と報じた。
候補となるのは、今年序盤に2戦で精彩を欠き降格となったリアム・ローソン、または2025年のF1で鮮烈な印象を残しているルーキー、ハジャーだ。
ファン・ハーレンは続けて「その場合、レーシングブルズ側の空席には日本人ドライバーの岩佐歩夢が起用される」と伝えた。
一部では、年齢17歳ながらFIAがまもなくスーパーライセンスの特例申請を審査するとされるアービッド・リンドブラッドの方が、ハジャーより適任だという声もあった。
しかし『De Limburger』紙はこう伝える。「レッドブルはリンドブラッドを起用しないと明言している。FIAへの特例申請は数週間前に提出されたもので、フェルスタッペンの出場停止とは無関係だ」

クリスチャン・ホーナーやヘルムート・マルコをはじめ、レッドブル首脳陣は20歳のフランス人ドライバー、ハジャーのこれまでのパフォーマンスを絶賛している。
しかし、レーシングブルズのCEOピーター・バイエルは、ハジャーにはさらなる経験が必要だと訴える。スイス紙『Blick』によると、バイエルはこう語った。
「お願いだから、この才能をあまりにも早く奪わないでくれ」
「彼は2026年末までここで経験を積むべきだ。それまでは手錠でもかけて引き留めておくつもりだよ!」
また、2016年F1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグもこれに全面的に同意しており、フェルスタッペンは「チームメイト殺し」と呼ばれるほどの存在であり、ハジャーの将来を台無しにしかねないと指摘する。
「もし自分がハジャーの立場なら、仮にレッドブルが昇格の話を持ちかけてきても、絶対に断るね」
「彼は今、レーシングブルズでとても良い位置にいる。もし自分だったら即座に『ノーチャンス』って答えるよ」
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