レーシング・ポイントF1、ストロールの新型コロナ感染の経緯を釈明
レーシング・ポイントF1は、ランス・ストロールの新型コロナウイルス感染について声明を発表。対応に問題はなかったことを強調した。

ランス・ストロールは、10月21日(水)にF1アイフェルGP後にスイスの自宅で実施した新型コロナウイルスに感染していたことを告白。すでに10日間の自己隔離期間を終了し、陰性反応となっているとし、今週末のF1ポルトガルGPには出場可能だと語った。

しかし、ランス・ストロールは、F1アイフェルGPの週末にニュルブルクリンクにいた時点ですでに新型コロナウイルスに感染した疑いがあり、義務的な検査が実施される日曜日の前にストロールを自宅に返していたレーシング・ポイントF1は意図的にそれを隠蔽した疑いがかけられている。

レーシング・ポイントF1は声明を発表。チーム代表のオトマー・サフナウアーがその経緯を釈明した。

「今朝ソーシャルメディアでランスが述べたように、レーシング・ポイントは10月11日(日)に彼が新型コロナウイルスに対して陽性であったことを確認することができる。ランスは、胃の不調が繰り返されたために出場できなかったため、10月10日(土)にドイツのチームバブルを離れていた」

「ランスは、ロシアGPの週に胃のむかつきを最初に報告し、その後、FIAとレーシング・ポイント独自のプロトコルの両方に沿って行われた新型コロナウイルスの検査で数回陰だった」

「彼はまた、アイフェルGPの公式プレイベント検査でドイツに到着する前に陰性結果が出ていた。土曜日に胃のむかつきの症状が再発し、ランスはレースから撤退し、パドックから離れたキャンピングカーに留まることを余儀なくされた」

「彼は自分の症状が新型コロナウイルスを示しているとは思わず、医師に相談したが、検査が必要であるとアドバイスは受けなかった。この臨床評価に基づいて、当時、病気の性質についてFIAに通知する必要はなかった」

「その後、ランスは日曜日の朝、自家用機でスイスに帰国した。グランプリから帰国したすべてのチームメンバーが検査を受けるというレーシング・ポイントの強化されたテストプロトコルに沿って、ランスは自宅で新型コロナウイルスの件アを受け、翌日、陽性という結果を受け取った。彼は、現地の規制に従って、検査日から10日間の隔離を続けた。彼は今週月曜日に陰性と診断されており、ポルトガルGPに出場する予定だ」

「アイフェルGPでのレーシング・ポイントのチームメンバー全員は、プライベートチャーター便で英国に戻り、到着時に全員が陰性であり、ポルトガルGPにむけたプレイベント検査でも陰性だった」

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カテゴリー: F1 / レーシングポイント / ランス・ストロール