ピエール・ガスリー 「アルボンを倒すことが優先事項ではない」 / アルファタウリ・ホンダF1
アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、レッドブル・ホンダに再昇格することに関しては“今は考えていない”と語り、注目を集めているアレクサンダー・アルボンとのバトルについて語った。

今シーズン、ピエール・ガスリーは好調なパフォーマンスを見せており、6戦中4戦でQ3に進出。そのうちの2回でレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンを上回っている。

その結果からもわかるように、アレクサンダー・アルボンは今季苦戦を強いられており、レッドブル・ホンダは擁護しているものの、外部からの風当たりは強くなっている。

ピエール・ガスリーは、2019年シーズン途中にアレクサンダー・アルボンに代わって、レッドブルからトロロッソへの降格を経験しており、今季、中団でのガスリーとアルボンのバトルをその背景もあって注目を集めている。

しかし、ピエール・ガスリーは、レッドブル・ホンダへの再昇格にエネルギーを費やしているわけではないと語る。

「正直、それについては考えていない」とピエール・ガスリーは Formule 1 に語る。

「自分の仕事に集中し、このマシンでできる限り最高のパフォーマンスを発揮しようとしている。アルファタウリでの仕事に集中し、可能な限り最高の結果を残そうとしている。それが僕の唯一の焦点だ」

注目されるアレクサンダー・アルボンとのバトルについてピエール・ガスリーは「確かに僕たち最近良い仕事をしていると思う。過去数戦で彼よりも上位の予選結果を残している」とコメント。

「でも、それは僕の優先事項ではない。彼を倒すことに集中しているわけではない。そこにエネルギーを費やしたくはない。それによって、僕が速くなるわけでもないし、パフォーマンスに何かをもたらしてくれるわけでもない」

「アレックスが速いドライバーであることは分かっている。現時点で彼に何が起きているのかは分からない。でも、簡単な状況ではないように見える」

ピエール・ガスリーは、レッドブルのドライバー人事を担当しているヘルムート・マルコは、自分のパフォーマンスに満足していると語る。

「彼は全体的なパフォーマンスに満足してくれている。でも、彼はほとんどの時間をレッドブルで過ごしているので、あまり彼に会っていない」

仮にレッドブル・ホンダに戻ることになった場合、昨年のようなプレッシャーをかけられていることを恐れているかと質問されたピエール・ガスリーは「そんなこと考えてもみなかった」とコメント。

「現時点では、それについて考えすぎたり、エネルギーを使いすぎるべきではない。僕はアルファタウリで競争力を高めたいと思っている。それが、将来のチャンスに繋がることになるからね。僕が毎週末に注力しているのはそれだけだ」

「土曜日に競争力を発揮し、日曜日には一貫性を示すして、強力なパフォーマンスを発揮したいと思っている」

「そうしていることで、良いタイミングで、良いチャンスが得られることを願っている。でも、現時点では、このような質問を受けたり、それに答えるのは少し早すぎると思う」

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / アレクサンダー・アルボン / スクーデリア・アルファタウリ