ピエール・ガスリー 「F1初表彰台ではユベールのことを考えていた」
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1ブラジルGPでのF1初表彰台は永遠に忘れない瞬間だと語る。

夏休み中にレッドブルのF1シートを喪失してトロロッソに降格したピエール・ガスリーは、チームに戻って最初の週末となったベルギーで幼少時代からの友人であるアントワーヌ・ユベールがF2での大クラッシュによって命を落とした。

トロロッソ・ホンダでスランプから脱出したピエール・ガスリーは、F1ブラジルGPの決勝で、フェラーリ勢の同士討ち、ルイス・ハミルトンとアレクサンダー・アルボンの接触というインシデントのあった波乱のレースで2位表彰台を獲得。ルイス・ハミルトンをわずか0.062秒差で振り切って2位でフィニッシュ。F1初表彰台を獲得した。

「ラインを越えた瞬間から僕は別の世界にいた」とピエール・ガスリーは語った。「感情はとても強かった」

「僕にとって2019年に起こったことはほとんど映画の台本のようなものだった。最初は物事が思い通りにうまくいかなかったけど、立ち直って、スピードと才能を見せるために一生懸命働いた」

「多くの人がフィニッシュラインを超えた後の最初の考えについて尋ねてした。もちろん、とても幸せだったけど、今年も困難で非常に感情的でもあった。特に、友人の一人であるアンソニー・ユベールを失った」

「ラインを越えて、彼のことを考えた。僕たちは一緒に育ったし、僕たち二人が夢見ていた瞬間に生きているという事実を考えていた」

「チームにとっても、それは非常に意味があるものだったし、みんながとても喜んでいるのを見るのは驚くべきことだった」

ピエール・ガスリーは、表彰台で“大歓声”が聞こえたと語る。

「自分の名前の歌われるのをやっと聞くことができるかなと思ったけど、確信はなかった。その後、ファンが実際に“ガスリー”と唱えていることがわかった。残りの人生で決して忘れないだろう」

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / トロロッソ / ホンダF1