F1 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1ハンガリーGPの決勝でブルーフラッグが自分ではなく、自分が周回遅れにしているドライバーに出されているのを見て、レースがどれくらいうまくいっているかを実感したと振り返った。

F1ハンガリーGPで、ピエール・ガスリーは、フェラーリ、メルセデス、レッドブルの3強以外の“ベスト・オブ・レスト”となる6位入賞。今季3度目のポイント獲得に“Bクラスでの優勝だ”と喜びを語っていた。


ピエール・ガスリーは、F1ハンガリーGPで周回遅れにされなかった最後のドライバーであり、F1レースで初めて他のマシンを周回遅れにした経験を楽しそうに語った。

「ウィリアムズの後ろに到達するとすぐに僕の前のクルマにブルーグラッグが振られているのが見えた。実際、初めてのことだと思う」とピエール・ガスリーはコメント。

「それを見たときは『ヤバい、僕は今良いレースをしている』と思ったよ」

「通常、ブルーフラッグは、フェラーリやメルセデスのクルマを先に行かせるために自分に振られるので、かなり良い気分だったね」

「バーレーン(4位入賞)でも周回遅れにされていたし、他のクルマを周回遅れにはできていなかった」

「周回遅れにされず、自分が他のクルマを周回遅れにしたのは初めてかもしれない」

レースの大部分で快適に6番手を走行していたピエール・ガスリーだが、終盤に上位勢が7番手のケビン・マグヌッセン(ハース)を周回遅れにするまではマグヌッセンに迫られていた。

ピエール・ガスリーは、そのプレッシャーによって“全開でプッシュ”していたが、“夢のような”レースだったと語る。

「孤独なレースのように見えていたかもしれないけど、本当に難しい仕事だった」とピエール・ガスリーは付け加えた。

トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーがバーレーンで4位、モナコで7位、そしてハンガリーで6位と好成績を収める一方で、ドイツGPでは2台揃ってQ1敗退を喫するなどパフォーマンスの変動が激しく、中団での地位を確立できずにいる。

ハンガロリンクは、エンジン依存度がそれほど高くないサーキットのため、低速トラックでのドライバビリティが良いホンダのF1エンジンを搭載するトロロッソには適したサーキットだと考えられていた。

「過去3~4レースの後、再び6位を獲得できたことには正直かなりの衝撃を受けている」とピエール・ガスリーはコメント。

「先週の予選では僕たちはQ1で立ち往生していたし、ウィリアムズの1台の後ろだった。今週末はレースでウィリアムズの1台を周回遅れにした。とにかくクルマがはるかに良く機能するトラックがあるんだ。かなり驚くべきことだ」

「でも、このように機能するときは、手にできる全てをポイントを獲得できるようにする必要がある」

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー