セルジオ・ペレス 「F1マシンをいじりすぎるのを止めたら自信が戻ってきた」
ペレスは、明日の日本GPをフロントローからスタートするが、これはほぼ1年前の5月のマイアミGP以来となる。ペレスはその後も一連の予選パフォーマンスの低迷に耐え、2023年を通じて9回もQ3に進出できなかった。
しかし、ペレスは新シーズンをより力強くスタートし、鈴鹿サーキットでは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに0.066秒差まで迫った。
予選後のFIA記者会見で、自身の進歩の背景にあるものは何かと尋ねられたペレスは「カルロス（サインツJr.）と同じだと言える。僕たちは発明をやめたんだ」と語った。
「クルマをいじりすぎて、ただ走るだけになっていた。今はもっといいベースができたと思う」
「ずっとハッピーだし、週末を進めていくだけでいい」
ペレスは半年前の日本GPでシーズン最悪の週末を過ごした。予選ではフェルスタッペンからコンマ8秒近い遅れをとり、レース中に2度の接触に巻き込まれてダメージを負ってリタイアした。
「昨年ここに来たときは、シーズンの中で何もかもうまく行かない時期だった」とペレスは語った。
「その中にいると、ぐるぐる回ってしまう」
「その結果、シーズン終盤には、セットアップを追い求めすぎないで、一歩下がった方ががいいということがわかった。そうなると、他のことを妥協し始めてしまうからね」
「今年はそのケースだ。だから、ずっと快適だし、はるかにハッピーで自信も徐々に戻ってきている」
ペレスは予選終盤にラップタイムを更新した数少ないドライバーの一人だった。彼はこのセッションで「すべてがギリギリだった」と語った。
「いくつかのコーナーで少しプッシュしすぎただけで、コンマ1秒か2秒を失うのは簡単だった。この辺りのタイヤはエネルギー量が多いから、完璧なラップを刻むのはとても難しかった」
「今日は惜しかったけど、週末全体としては良かったと思う。かなりの進歩を遂げた。予選を通して一貫性を保つことができた。明日はどんな走りができるか楽しみだ」
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