F1 フォース・インディア セルジオ・ペレス
セルジオ・ペレスが関連する会社が、債権回収のためにフォース・インディアに管財人を任命する申請書を提出したと RaceFans が報じている。

報道によると、セルジオ・ペレスとマネージャーのジュリアン・ジャコビが関連する英国ガーンジーを拠点とする企業が訴訟手続きを開始したという。

フォース・インディアは、管財人の管理下に入り、その間は運営を継続。新たな買い手を探すことになる。

ジュリアン・ジャコビはコメントを避けているが、フォース・インディアの財政状況を“危機的”だと語っていたセルジオ・ペレスは、フリー走行後にハンガロリンクで予定されていたメディアセッションをキャンセルした。

セルジオ・ペレスの法務チームは、7月25日(水)にフォース・インディアが“借金を支払うことができない、もしくはそうなる可能性が高い”とし、親会社が“財政的な支援を提供できる可能性は低い”と裁判所に伝え、400万ドル(約4億4400万円)以上の支払いを求めているという。

F1の夏休みに先立って管財人を選任することは、チームの混乱を最小限に抑えて運営を継続し、債権を回収するベストなチャンスを得ることが意図されている。

今回の申請は、フォース・インディアに対してパワーユニット供給の1050万ユーロ(約13億6000万)を負担するダイムラー/メルセデス、およびスポンサーのBWTも支援しているという。BWTは、フォース・インディアとのスポンサー契約はローン形態であると主張している。

フォース・インディアの買収先としては、英国のエナジー飲料会社リッチ・エナジー、マイケル・アンドレッティ、フォス・インディアの開発ドライバーであるニキータ・マゼピンの父ドミトリー・マゼピン、タボ・ヘルムンド率いるアメリカを拠点とした投資会社などが挙げられている。

ランス・ストロールの父親であるローレンス・ストロールも買収が噂されていたが、Motorsport Week によると、チーム買収ではなく、ランスのレースシートの代金を払おうとしているに過ぎないと報じている。

リッチエナジーは、破産手続きを回避するべく、フォース・インディアに3000万ポンド(約43億6000万円)の資金注入をオファーしたが、その試みは失敗に行ったことをソーシャルメディアで明かしている。

「メルセデス、セルジオ・ペレス、ジュリアン・ジャコビ、BWTによって調整された悲劇的で回避不可能な結果だ。恥ずべきことだ」

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カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス