オスカー・ピアストリ 肋骨骨折を負いながらF1初勝利「肋骨は休暇を楽しんでいる」
マクラーレンのF1ドライバー、オスカー・ピアストリは、ハンガリーでチームメイトのランド・ノリスを破って初勝利を収めたレースを含め、夏季休業前の最後のレースで重傷を負いながらレースに出場していたことを明らかにした。

日曜朝のインスタグラムの投稿でピアストリは「シーズン前半終了。初のGP優勝。初の骨折。肋骨は休息を楽しんでいる」と書いた。

オスカー・ピアストリはそれ以上の詳細は明かさなかったが、第六肋骨を骨折したことを示唆する超音波スキャンと思われる写真を掲載した。写真にはイギリスGPの翌日、7月8日の日付が記されている。

それはハンガリーGPでのレースのわずか2週間前のことであり、ハンガロリンクのゴールラインを越えた時には、かなりの痛みではないにしても、かなりの不快感が残っていたであろうことを示唆している。

当時、オスカー・ピアストリが静かに祝ったのは、チームオーダーがランド・ノリスを脇に退かせピアストリに勝利を譲らせたという物議を醸すやり方によるものとされたが、今では単に気分が良くなかっただけかもしれないようだ。

この結果によりオスカー・ピアストリは23歳3か月で史上8番目に若いグランプリウィナーとなり、昨年のカタール・スプリントで優勝、2024年には4回表彰台に上ってランキング4位となった。

オスカー・ピアストリ マクラーレン

シーズンの初めには、カルロス・サインツも、虫垂炎の手術を受けてサウジアラビアでのレースを欠場せざるを得なかった。急遽フェラーリのリザーブドライバーであるオリー・ベアマンが代役を務め、サインツはわずか2週間後のオーストラリアでの復帰戦で優勝を果たした。

昨年、ダニエル・リカルドはプラクティス中に手の骨を骨折したためアルファタウリ(現VCARB)での5レースを欠場し、怪我が治るまでリアム・ローソンが彼の代わりに出場した。

オスカー・ピアストリの肋骨骨折が長期的な影響を及ぼす可能性は低く、こ夏季中断後の最初のレースとなるザントフォールトでのオランダGPに間に合うように最高のコンディションに戻るはずだ。

現在オスカー・ピアストリのF1キャリアのマネージメントを担当している元レッドブルのドライバー、マーク・ウェバーは、ピアストリのユニークな才能と考え方が、この若き彼を次なる世界チャンピオンに仕立て上げたと語っている。

「彼と緊密に協力できて楽しかった」とウェバーは今週、 PlanetF1に語った。「彼は明らかに非常に特別な才能の持ち主だ。彼は将来何が正しいかを知っており、その才能を解き放ち続けるだろう」

「ポイテンシャルというのは私が嫌いな言葉だ。ポテンシャルとはポテンシャルのことだ。しかし、コースに出れば、行動は言葉よりも雄弁であり、それが彼のやり方であることを理解する必要がある」

「彼は非常に特別なキャリアのスタートを切った」とウェバーはピアストリをオーストラリアの元祖モーターレース界の偉人と比較しながら付け加えた。「ジャック・ブラバムは元祖で、いろいろな意味で我々に道を示してくれた」

「オーストラリア人はレースが大好きだ」とウェナーは付け加えた。「パウンド・フォー・パウンドで言えば、オーストラリアはF1が大好きな国だ」

「もちろん、将来は安全な手中にある。オスカーはキャリアを始めたばかりで、それは素晴らしいことだ。あのレベルで勝利したドライバーは多くない」

「特に、今のマシンがどれだけ敏感で、タイムもどれだけタイトかを考えると、彼が毎週のようにそこに居続けることができているのは本当に彼の功績だ」

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カテゴリー: F1 / オスカー・ピアストリ / マクラーレンF1チーム