ハースF1 オリバー・ベアマン「少しでも高い位置にいるため全力を尽くす」
ハースF1のオリバー・ベアマンは、短いオフシーズンを経て迎える2026年F1シーズンについて、自身にとって初めてとなる大規模レギュレーション変更への思いを明かした。

2025年にF1デビューを果たし、ルーキーイヤーを戦い終えたベアマンは、「F1の歴史の中でも最大級の変更」だと語り、不確実性と期待が入り混じる新時代への率直な心境を語っている。

また、22台が並ぶグリッドや序盤戦の混戦、信頼性の重要性にも言及しつつ、フルシーズンを経験したことで得た成長と、再び同じサーキットに戻ることへの手応えを強調した。ベアマンは、分からないことの多い2026年シーズンに向け、「少しでも高い位置にいるために全力を尽くす」と決意を示している。

お帰りなさい!今回をオフシーズン。と呼んでいいのか分かりませんが、休暇はいかがでしたか? そして、仕事に戻ってきた今の気分はいかがですか?

とても短いオフシーズンだった。普通はこんな感じじゃないと聞いているけど、僕自身は今のところ、こういう短いオフしか経験していない。まず、シーズン後テストのあとに少し休めたのは良かったけど、今年に向けたシミュレーター作業や、今年のマシンのシートフィッティングなど、やることはまだたくさんあった。

最後の公式な活動は12月23日だったけど、その合間にもしっかり休む時間は取れて、家族と過ごすこともできた。何より大事なのは、しっかり回復して、新しいシーズンに向けて気持ちをリセットできたことだ。

クリスマス前には、2026年仕様のマシンで初めてシミュレーターに入り、シートフィッティングも行いましたね。まだVF-26を実走していない段階ですが、これだけ大きな変更を前にして、今の率直な感想を教えていただけますか?

この変更は、F1の歴史の中でも最大級だと感じている。それだけに、ものすごくワクワクしている。自分の人生の中で、これほど大きなレギュレーション変更に向かうのは初めてなんだ。

去年は僕にとって大きなステップだったけど、シーズンのかなり早い段階から、マシンを正しいウインドウに入れられれば、ポイント争いはできると分かっていたし、ある程度の競争力も見えていた。

2026年に向けては、その“分からなさ”が良い面も悪い面もある。一方では、最初から大きなインパクトを与えられる可能性があると感じるし、でも一方で、何も分からないのは正直つらい。6カ月先に飛んで、今どこにいるのか見られたらいいのにと思うけど、少しでも高い位置にいられるよう、全力を尽くすつもりだ。

アブダビGPからまだ6週間しか経っていませんが、フィジカル面の準備はどのような内容でしたか? また、短いオフシーズンに合わせて、何か調整はありましたか? ちなみに、パーシー・ピッグ(お菓子)禁止令は出ていますか?

まず12月は、ジムにはまったく行かず、フィジカルトレーニングもしなかった。ただリラックスして、楽しむ時間を大切にしたんだ。レースがない時期に、しっかり楽しむ時間を持つのはすごく重要だと思っている。

それから、あっという間にトレーニング再開の時期が来て、この冬は山で過ごす時間が多かった。高地は健康やトレーニングの面でもすごく良いし、ドロミテでトレーニングキャンプも行えた。それが本当に楽しかったし、新シーズンに向けてとても有意義だった。まあ、砂糖は少し控えめかもしれないけど……。

これでF1ルーキーの立場は卒業しました。少し時間が経った今、デビューシーズンとなった2025年を振り返って、最終的にどのように評価していますか?

本当に多くのことを学んだ1年だった。人としても、アスリートとしても、そしてF1ドライバーとしてもだ。経験しないと絶対に学べないような状況を次々と体験して、知識の引き出しは無限に増えたと思っている。

そうしたすべての面で確実に成長できたし、特にシーズン後半の内容にはとても満足している。後半戦では自分のパフォーマンスを一段引き上げることができて、本当に納得のいく結果をいくつか残せた。それは僕にとって非常に重要だった。今年は、その流れをさらに続けていけるのが楽しみだ。

今季は22台がグリッドに並びますが、現時点で何か期待できることはありますか? また、本当の勢力図が見えてくるのは、シーズンのどのあたりになると思いますか?

今の段階で、どこにいるのかを測るのは不可能だ。チームから見えてくるものはすべてポジティブだけど、実際にどうなのかは、オーストラリアの予選を迎えるまで分からない。

それでも、最初の数戦は信頼性が大きな要素になると思う。新しいレギュレーションだから、ミスをするチームや人も必ず出てくる。本当の序列が見えてくるまでには、かなり時間がかかるはずだ。

フルシーズンを経験した今、2026年で最も楽しみにしていることは何ですか? また、考えさせられている点はありますか?

一番楽しみなのは、すでにレースを経験したサーキットに戻れることだ。週末を通してトラックがどう変化するのか、タイヤがどう振る舞うのか、去年どこでつまずいたのか、そういったことが今は理解できている。

去年は、ほとんどが初めて走るサーキットで、ライバルたちは何度も走ってきた場所だった。今年も、僕は1回しか走っていないサーキットが多いし、ライバルは10回、11回と経験している。でも、たった1回でもレースウイークエンドを経験していること、そしてF1でフルシーズンを戦って築いた知識があることで、去年よりもはるかに良い状態で臨めると感じている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / オリバー・ベアマン / ハースF1チーム