F1:イタリア当局がマゼピン親子の140億円相当の資産を差し押さえ
元ハースF1チームのドライバーであるニキータ・マゼピンと父親でウラルカリの社外取締役を務めるドミロチー・マゼピンが所有する1億ユーロ(約140億円)相当の不動産資産がイタリア当局によって差し押さえられたことが明らかになった。

ロシアのウクライナ侵攻を受け、ハースF1チームは、ウラルカリとのタイトルスポンサー契約、およびニキータ・マゼピンとのドライバー契約を解除。ロシアとの関係を断ち切った。

その後まもなく、ニキータ・マゼピンとドミトリー・マゼピンは、ウラジーミル・プーチン大統領とのつながりを持った新興財閥(オリガルヒ)に対する欧州連合(EU)によるロシア人の制裁対象者に追加された。

そして、新たな展開として、ロイターは、2つの警察筋の情報として、、イタリア当局が、マゼピンから1億ユーロ(約136億円)相当の不動産資産を差し押さえたと報道。

発表によると、財務警察がサルデーニャ島北東部ポルトチェルボにある、ロッキー・ラムという名の別荘に凍結命令を出した。イタリア当局はここ数週間でロシア富裕層からビラやヨットなどを含む、合計9億ユーロ以上(約1220億円)以上に及ぶ資産を差し押さえている。

ハースF1チームを追放されたニキータ・マゼピンは、紛争の結果として競技会から締め出されたロシア人アスリートを支援する組織を立ち上げると述べた。そして、最近のインタビューでは、ロシアのアスリートの状況と彼が制裁リストに含まれているという事実について語った。

「僕が制裁措置を受けることに同意できない。僕は以前にそれと戦うことに同意する言ったはずだ」

「おそらく今は適切な時期ではないけど、一般的なケースとしてアスリートに対して起こっている全体的な状況を見れば、それは僕の国に対するキャンセルカルチャーだ」

ハースF1チームは、2022年のドライバーラインナップからニキータ・マゼピンを外した後、2020年までチームに所属していたケビン・マグヌッセンを復帰させた。

ケビン・マグヌッセンは、シーズン開幕戦バーレーンンの予選を7番手で終え、決勝を5位でフィニッシュするおとぎ話のようなF1復帰を楽しんだ。

第2戦サウジアラビアでも9位入賞を果たしたが、先週末のオーストラリアでは、タイミングの悪いセーフティカーもあり、ポイントを獲得できなかった。

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カテゴリー: F1 / ニキータ・マゼピン