2021年 F1バーレーンGP決勝:ハイライト動画
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日曜日のサヒールは晴れ。現地時間18時に気温は20.9度、路面温度は31.1度でフォーメーションラップはスタート。だが、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)がコース上でストップ。なんとかピットまで戻ってピットレーンスタートとなったが、他のドライバーはエクストラフォーメーションラップを実施し、56周となったレースはスタートした。
スタート直後にニキータ・マゼピンが単独スピン。今季からセーフティカーを供給するアストンマーティンのバンテージがさっそく登場した。
レースはメルセデスの2台とレッドブルの1台という昨年と同じ構成となった。第1スティントではポールポジションスタートのマックス・フェルスタッペンがトップを守ったが、2台の余裕があるメルセデスF1はルイス・ハミルトンを早めにピットに入れ、続いてボッタスもピットに入れて揺さぶりをかける。フェルスタッペンはボッタスをカバーせざるを得ず、ハミルトンがアンダーカットに成功してトップに立つ。
ボッタスが2回目のピットストップでフロントジャッキの10.9秒でかかったことで戦線離脱。そこからは逃げるハミルトンと追うフェルスタッペンの一騎打ちとなる。レースは残り5周でフェルスタッペンがDRS圏内に入り、一度は抜いてトップに立つも、レッドブル・ホンダはコース外でオーバーテイクをしたと判断して順位を戻させる。そこから再びフィアナルラップまで攻撃を仕掛けたフェルスタッペンだったが、0.745秒届かず。ルイス・ハミルトンがトップでチェッカーを受け、通算96勝目で記念すべきシーズン最初の勝利を収めた。意外にも開幕戦での勝利は5年ぶりとなる。
2位はマックス・フェルスタッペン。スタート直後にマシンに違和感を訴えていたこともあり、ポールポジションを生かすことができなかった。エンジンメーカーといてのホンダF1の200回目の表彰台を勝利で飾ることができなかった。
3位はメルセデスのバルテリ・ボッタス。フリーストップの機会があったボッタスは、ファイナルラップでファステストラップを記録した。4位はマクラーレンのランド・ノリス。5位はピットレーンからスタートしたレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスが続いた。
日本人ドライバーとして7年ぶりのF1参戦となった角田裕毅は、13番グリッドからスタートして一時は17番手まで順位を下げるも、セバスチャン・ベッテルやキミ・ライコネンといった元F1ワールドチャンピオンとのバトルで切れのあるオーバーテイクを見せ、最終ラップでランス・ストロール(アストンマーティン)を抜いてデビュー戦で入賞を果たした。
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