MotoGP ヤマハ 日本GP
ヤマハは、MotoGP 第16戦 日本GPの予選で、ヨハン・ザルコが2番手フロントローと好調ぶりを披露。マーベリック・ビニャーレスは予選7番手、バレンティーノ・ロッシは9番手でグリッド3列目から決勝をスタート

Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、グリッド上位を目指してQ2に臨んだが、それぞれ7番手と9番手となった。

ビニャーレスは早々にピットを離れ、後続との距離を保ってアタックを開始。すぐさまロッシに続く2番手に浮上した。2回目のトライでは各セクションでタイムを更新していったが、残り7分弱でピットインした際には7番手まで順位を下げていた。

素早くコースに復帰すると再びアタックを行うも、次のトライではタイムを短縮できず、7ラップ目となる最終ラップにすべてを賭けて臨む。結果、トップに0.550秒差と迫る1分45秒140にタイムを更新して6番手に浮上。しかしチェッカー後に1台が上回り、ビニャーレスは7番手でセッションを終了した。

チームメイトのロッシは、クリアスペースを求めてビニャーレスのさらに前でピットアウト。最初のアタックで暫定トップに立ち、2ラップ目にはさらにタイムを更新した。しかしライバルたちもペースを上げるなかで5番手に後退し、7分強を残してピットインを行った。

素早く作業を終えてコースに復帰した時点で、タイムアタックのために残されたチャンスはあと2ラップ。身体を伏せて懸命にトライするもトップから0.675秒差の1分45秒265で、グリッド9番手からのスタートが決定した。

ザルコが2番手フロントローと予選で好調ぶりを披露
Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコは、フリープラクティス第3セッションで前日のタイムを0.346秒、更新して3位をキープ。予選セッションでは0.068秒の僅差でポールポジションを逃し、グリッド2番手から決勝をスタートすることとなった。

一方、チームメイトのハフィス・シャーリンはフリープラクティス第3セッションで前日までのタイムを1.147秒も更新。Q1では1分45秒767を記録してQ2進出を目指したが、0.019秒差で届かなかった。明日の決勝はグリッド6列目からポイント獲得を目指す。

中須賀はFP4で転倒し、予選20番手
金曜日のフリープラクティス第1、第2セッションを経て、土曜日はフリープラクティス第3、第4セッション、そしてQ1、Q2が行われた。フリープラクティス第3セッションの上位10台がQ2に進んでタイムアタックを行いポールポジションからグリッドか決定。フリープラクティス第3セッションの11番手以下がQ1でタイムアタックを行い、上位2台がQ2に進出。13番グリッド以下はQ1のタイム順となる。なお、フリープラクティス第4セッションはQ1、Q2に向けたフリー走行だ。

土曜日は総じて好天に恵まれ、フリープラクティス第3セッションは気温20℃、路面温度25度というコンディションで行われた。ここでトップ10に入ればQ2に直接進出となるが、中須賀克行は最終的に1分46秒341で14番手。しかし「マシンのフィーリングはいい」と語っており、Q1で上位2台に入りQ2進出を目指した。だが、フリープラクティス第4セッションの第5コーナーで中須賀は転倒してしまい、身体にダメージはなかったが、セッティングの出ていたマシンは損傷してしまう。もう一台のマシンで中須賀は出走したが、ポジションアップを果たすことができずQ1で10番手。総合では7列目20番グリッドからのスタートとなった。

Movistar Yamaha MotoGP
マーベリック・ビニャーレス (予選7番手/1分45秒140)
「私たちは今、来年のために何かを学ぼうとしているところなので、グリッド7番手は悪くない結果です。とは言え、期待通りというものでもありません。昨日のフリープラクティス第1セッションを終えた時点では、トップに近づいてフロントローを獲得できるのではないかと考えていましたが、おもにブレーキングで状況が思わしくなく、明日までに何とか解決したいと思っています。この問題を解決できれば、トップ争いに加わっていきたいですね。気持ちを集中し、あと一歩、前進できるようがんばります。実際のところ、このコースでこれほどのトラクションが得られるとは考えていなかったので、その点には満足しています」

バレンティーノ・ロッシ (予選9番手/1分45秒265)
「ペース自体は昨日より良くなっていると思います。同じようなレベルのライダーが5人くらいいるので、決勝ではいろいろな展開が考えられ、その行方は想像がつきません。予選でもっと上へ行ければ良かったのですが、リアタイヤに少し問題があり、もしそんなことがなければ、グリッド2列目は確実だったと思っています。それが本来のポテンシャルだからです。明日までにいくつかの部分を改善したいと思っています。ポジションアップを目指してトライあるのみです」

マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
「フリープラクティス第3セッションと第4セッションでドライ・コンディションに恵まれ、昨日の第2セッションで失った時間を埋め合わせることができました。昨日の結果を受けて、今日はいくつかの解決策を準備していたのですが、午前中のセッションではすべてを解決するには至らず、午後の第4セッションでも引き続き作業を行うことになりました。そのなかでトラクションが向上し、マーベリックもバレンティーノも順調にQ2をスタートすることができたので期待が高まりました。しかし、バレンティーノは十分に力を出し切れないまま、ふたりとも3列目からのスタートとなってしまいました。明日のウォームアップ・セッションでは、また新しいセッティングを試すつもりです。タイヤについてはまだ決めかねていて、明日を待ちたいと思っています」

Monster Yamaha Tech3
ヨハン・ザルコ (予選2番手/1分44秒658)
「すばらしいラップタイムを記録することができました! 最後のシケインで3速から2速へ落とすときにちょっと手間取ってしまい、あそこでコンマ数秒遅れたためポールポジションを逃したのだと思います。いずれにしても、今日の予選にはとても満足しています。今回はフリープラクティス第1セッションから好調でしたが、今日もまた、好調ぶりをアピールできたと思います。このコースが大好きなので、全力でプッシュしていくことができるのです。すべてにおいて、非常にうまくいっています。明日の決勝では好スタートを決め、できればレースをリードし、オープニングラップからマシンをしっかり乗りこなすことが大切になると思っています」

ハフィス・シャーリン (予選16番手/1分45秒765)
「フリープラクティス第4セッションとQ1でいい仕事ができました。あとちょっと、というところまで近づくことができたのです。予選では少しナーバスになってしまって、わずかの差でQ2進出のチャンスを逃してしまいましたが、チームとともにがんばってきたおかげでリズムを取り戻すことができ満足しています。ペースもとてもいいので、明日はきっといい日になると信じています。そのためにも、タイヤについては賢い選択をしなければなりません。7番手から15番手までが非常に接近しているので、好スタートを決めて集団について行くことができればポイント獲得も可能だと思います。素晴らしいマシンを用意してくれたチームのみんなに心から感謝しています。このあともハードワークを続けながらモチベーションを維持し、私自身がもっと自信を高めていくことが必要になるでしょう」

YAMALUBE YAMAHA FACTORY RACING
中須賀克行 (予選20番手/1分46秒441)
「FP4の第5コーナーで転倒してしまいましたが、幸い身体にダメージはありませんでした。しかし、開発ライダーとしていちばんやってはいけないことをしてしまって、スタッフには申し訳ない気持ちです。実は前を走っていた選手を抜いたら第5コーナーでいきなり視界が開けて、よし行こうと思ったら、ちょっと行きすぎて転倒してしまったという状況です。しかし、マシンも僕自身もいい形で仕上がってきているので、明日のレースでは、難しいことは承知の上でシングルフィニッシュしたいですね。精一杯がんばるので応援してください」

船沿広通監督 (技術本部MS開発部 モトGPグループ主査)
「今日、土曜日の走行ですべてのテスト項目を終えました。マシンを2台用意し、これまでのテスト走行で得られたデータを再確認することができました。中須賀選手はFP4で転倒してしまいましたが、実はこのマシンが中須賀選手の気に入っていた方で、Q1にはもう一台のマシンで出走しましたが、思うほどにタイムは詰められませんでした。ただ、もうすでに中須賀選手の好みに合わせたマシンが仕上がりつつあるので、明日の決勝レースでは気持ち良く走ってもらいたいと思います」

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カテゴリー: MotoGP