【MotoGP】 モビスター・ヤマハ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート
Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシが、2018シーズン開幕戦で3位表彰台を獲得。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスも1周目の15番手から6位まで挽回し、貴重なポイントを獲得した。
バレンティーノ・ロッシは8番グリッドから絶好のスタートを切り、オープニングラップで4番手に浮上。さらに表彰台圏内を目指してダニ・ペドロサ(ホンダ)との差を詰めてゆき、2ラップ目を終えたメインストレートでこれに並んで3番手に浮上した。
前をいくのはヨハン・ザルコとマルク・マルケス(ホンダ)。速いペースではあったがバレンティーノ・ロッシはこのふたりを逃がさないよう1分55秒台をキープする作戦をとる。そして5ラップ目にはマルケスをパスして、いよいよザルコに照準を合わせ11ラップ目の第1コーナーではらんで、アルク・マルケスとアンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)に先行を許してしまった。
最後の5ラップでは、ドビツィオーゾとマルケスには届かなかったものの、ザルコをパスして安定した走りで追いすがる後続を突き放し、トップから0.797差の3位でチェッカーを受けた。
一方のマーベリック・ビニャーレスは慎重なスタート。予選12番手から15番手へ後退したが、徐々にリズムをつかむと3ラップ目からチャージを開始し、トップグループと同等のペースで周回を続けて少しずつ近づいていった。残り10ラップになったところで、アレックス・リンス(スズキ)とホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)がリタイアし、マーベリック・ビニャーレスは10番手へ。次のラップではジャック・ミラー(ドゥカティ)を、さらに1ラップ後にアンドレア・イアンノーネ(スズキ)をパスして8番手に浮上した。
この時点でトップグループを視野に捉えたマーベリック・ビニャーレス。その差は2.5秒ほどあったが、ハイペースをキープして残り3ラップでついにペドロサの背後に迫り1ラップ後にパス。さらにザルコもパスすると、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)にも迫るがわずかに届かず6位でチェッカーを受けた。
この結果、バレンティーノ・ロッシはランキングトップから9ポイント差の3位。マーベリック・ビニャーレスは15ポイント差の6位。またコンストラクターランキングでは3位、チームランキングではMovistar Yamaha MotoGPが3ポイント差の2位につけている。
バレンティーノ・ロッシ (3位)
「すばらしい戦い、すばらしいレースになりました。去年は表彰台を期待していなかったので自分でも驚いてしまったのですが、今年はマシンのフィーリングが良かったので、いいレースができると確信していました。それでも、速いライダーが10人もいたのですから、そのなかで表彰台に上れるかどうかは予想がつきませんでした。グリッド3列目から好スタートして何台か抜くことができたこと、そしてもうひとつは終盤の戦い方が重要な鍵となりました。昨年同様、トップはドビツィオーゾとマルケス。彼らには余裕がありましたが、それについていくことができて、最終的に近づくことができたので満足しています。優勝には届きませんでしたが、開幕戦で表彰台に上れたことは大きな収穫です」
マーベリック・ビニャーレス (6位)
「今日は、今までよりもマシンのフィーリングが好みに近づき、とくにリズムが向上してきました。実はここまでマシンのことばかり気になって、あまりスタート練習をしていませんでした。その結果がスタートの失敗に繋がってしまいました。でも今はこうしてフィーリングが回復してきたので、他のことにも気を配れるようになるでしょう。セッティングもとても良くなってきていますが、まだ課題がありますし、電子制御システムについても、もっと自分のスタイルに合ったものにしていく必要があると思っています。そして、先ほど話したスタート練習です。今日のようなレースのあとは、またすぐにレースがしたいと思うものです。モチベーションは非常に高まっていて、今回も優勝のチャンスだってあったと考えています。チームのみんなが、とくに昨日の午後は本当にがんばってくれました。よい方向性が見つかり、とてもよい状態です」
マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
「シーズン開幕戦にふさわしいすばらしいレースになりました。昨日のフリープラクティス第4セッションと今日のウォームアップの走りを見て、ふたりが非常に好調であることは確信していました。バレンティーノは絶好のスタートを切り、これが3位獲得への重要な鍵となりました。そして見事なライディングで上位をキープし、最終的にトップに0.797秒差と近づくことができたのです。一方、マーベリックのほうはグリッド4列目と厳しい状況でしたが、混戦を抜けてからは非常によいペースを維持することができました。1分55秒台前半をコンスタントにキープしたことで、上位グループに近づくことができたのです。ふたりが見せてくれたパフォーマンスはチームをより一層、勇気づけ、鼓舞してくれたものと思っています。ライダーたちに、チームメンバーに、そしてエンジニアに感謝します。3週間後のアルゼンチンGPもこの調子を維持して臨みたいと思います」
カテゴリー: F1 / MotoGP
バレンティーノ・ロッシは8番グリッドから絶好のスタートを切り、オープニングラップで4番手に浮上。さらに表彰台圏内を目指してダニ・ペドロサ(ホンダ)との差を詰めてゆき、2ラップ目を終えたメインストレートでこれに並んで3番手に浮上した。
前をいくのはヨハン・ザルコとマルク・マルケス(ホンダ)。速いペースではあったがバレンティーノ・ロッシはこのふたりを逃がさないよう1分55秒台をキープする作戦をとる。そして5ラップ目にはマルケスをパスして、いよいよザルコに照準を合わせ11ラップ目の第1コーナーではらんで、アルク・マルケスとアンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)に先行を許してしまった。
最後の5ラップでは、ドビツィオーゾとマルケスには届かなかったものの、ザルコをパスして安定した走りで追いすがる後続を突き放し、トップから0.797差の3位でチェッカーを受けた。
一方のマーベリック・ビニャーレスは慎重なスタート。予選12番手から15番手へ後退したが、徐々にリズムをつかむと3ラップ目からチャージを開始し、トップグループと同等のペースで周回を続けて少しずつ近づいていった。残り10ラップになったところで、アレックス・リンス(スズキ)とホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)がリタイアし、マーベリック・ビニャーレスは10番手へ。次のラップではジャック・ミラー(ドゥカティ)を、さらに1ラップ後にアンドレア・イアンノーネ(スズキ)をパスして8番手に浮上した。
この時点でトップグループを視野に捉えたマーベリック・ビニャーレス。その差は2.5秒ほどあったが、ハイペースをキープして残り3ラップでついにペドロサの背後に迫り1ラップ後にパス。さらにザルコもパスすると、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)にも迫るがわずかに届かず6位でチェッカーを受けた。
この結果、バレンティーノ・ロッシはランキングトップから9ポイント差の3位。マーベリック・ビニャーレスは15ポイント差の6位。またコンストラクターランキングでは3位、チームランキングではMovistar Yamaha MotoGPが3ポイント差の2位につけている。
バレンティーノ・ロッシ (3位)
「すばらしい戦い、すばらしいレースになりました。去年は表彰台を期待していなかったので自分でも驚いてしまったのですが、今年はマシンのフィーリングが良かったので、いいレースができると確信していました。それでも、速いライダーが10人もいたのですから、そのなかで表彰台に上れるかどうかは予想がつきませんでした。グリッド3列目から好スタートして何台か抜くことができたこと、そしてもうひとつは終盤の戦い方が重要な鍵となりました。昨年同様、トップはドビツィオーゾとマルケス。彼らには余裕がありましたが、それについていくことができて、最終的に近づくことができたので満足しています。優勝には届きませんでしたが、開幕戦で表彰台に上れたことは大きな収穫です」
マーベリック・ビニャーレス (6位)
「今日は、今までよりもマシンのフィーリングが好みに近づき、とくにリズムが向上してきました。実はここまでマシンのことばかり気になって、あまりスタート練習をしていませんでした。その結果がスタートの失敗に繋がってしまいました。でも今はこうしてフィーリングが回復してきたので、他のことにも気を配れるようになるでしょう。セッティングもとても良くなってきていますが、まだ課題がありますし、電子制御システムについても、もっと自分のスタイルに合ったものにしていく必要があると思っています。そして、先ほど話したスタート練習です。今日のようなレースのあとは、またすぐにレースがしたいと思うものです。モチベーションは非常に高まっていて、今回も優勝のチャンスだってあったと考えています。チームのみんなが、とくに昨日の午後は本当にがんばってくれました。よい方向性が見つかり、とてもよい状態です」
マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
「シーズン開幕戦にふさわしいすばらしいレースになりました。昨日のフリープラクティス第4セッションと今日のウォームアップの走りを見て、ふたりが非常に好調であることは確信していました。バレンティーノは絶好のスタートを切り、これが3位獲得への重要な鍵となりました。そして見事なライディングで上位をキープし、最終的にトップに0.797秒差と近づくことができたのです。一方、マーベリックのほうはグリッド4列目と厳しい状況でしたが、混戦を抜けてからは非常によいペースを維持することができました。1分55秒台前半をコンスタントにキープしたことで、上位グループに近づくことができたのです。ふたりが見せてくれたパフォーマンスはチームをより一層、勇気づけ、鼓舞してくれたものと思っています。ライダーたちに、チームメンバーに、そしてエンジニアに感謝します。3週間後のアルゼンチンGPもこの調子を維持して臨みたいと思います」
カテゴリー: F1 / MotoGP