MotoGP ロードレース世界選手権 バレンシアグランプリ
いよいよ最終戦を迎えたMotoGP バレンシアGPで、アンドレア・イアンノーネが躍進。予選ではアグレッシブな走りで3番手グリッドを獲得し、チームスズキエクスターに、シーズン2度目のフロントローをプレゼントした。

午前のFP3では、序盤からイアンノーネ、リンス共に好調な走りを見せ、揃ってトップ10圏内を走行。セッションが進むに従い、イアンノーネはタイムアップを続け、FP3、予選総合タイム共に3番手を記録。

一方MotoGPルーキーのリンスは、昨日のFP2から約1秒と大きくタイムを詰め、FP3では5番手、予選総合タイムでも6番手につけて、ふたりのライダーが揃ってQ2ストレート入りを果たした。

Q2は、ラップ毎にライダーとトップタイムが次々と塗り替えられる激戦となるも、イアンノーネは安定したパフォーマンスでタイムアタックを続け、2度目のピットアウトで3番手に躍り出る。リンスは予選順位こそ10番手に留まるも、イアンノーネ、リンス共、この週末はコンスタントな走りを見せており、今シーズン最後のレースとなる明日のバレンシアGP決勝に大きな期待がかかる。

アンドレア・イアンノーネ
「予選のアタックをうまく決めることができたことはもちろんだけど、それよりも、今週末はすべてのセッションで安定して上位を走れていることが最もポジティブな要素だと思っているよ。欲を言えば、予選でトップとの差をもう少し縮めたかったところだけどね。まだマシンの仕上がりは完璧ではないし、終盤の7-8周のために、タイヤマネージメントをしっかりしていかないといけないから、レースはそんなにやさしくはないだろうと覚悟している。でもまだ改善の余地は残されているので、明日のウォームアップでさらにセットアップを詰め、ベストな状況で決勝に臨めるよう頑張るよ。決勝でリザルトを残すためには、スタートと序盤の展開が鍵になるだろうね。」

アレックス・リンス
「今週末は今のところかなりポジティブな流れで来ていると思うし、特に今日のFP3とFP4での結果に関しては満足しているよ。ストレートでQ2入りするという最初の目標を達成することができたから、次は決勝において最低でもトップ10フィニッシュだね。あとはどのタイヤで勝負するかだけど、それは明日の気温次第かな。」

ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「今シーズンはなかなか良い流れに乗ることができず、苦戦を強いられることが多かったので、まずはフロントローを獲得できたことが本当に嬉しいですね。アンドレアは初日からかなり良いペースでしたが、今日も好調を維持し、予選のタイムアタックもうまく決めてくれました。明日の決勝では序盤からトップグループで戦い、良い結果を残してくれることを願っています。アレックスにとっても、この週末はかなりポジティブな流れで来ていると思っています。FP3でのパフォーマンスは本当に素晴らしかったですし、ストレートでQ2入りできたことは、彼にとってかなり大きなステップアップと言えるでしょう。グリッドは10番手ですが、決勝では彼も素晴らしいレースをしてくれると信じています。アンドレアもアレックスもレースペースは安定していますし、ふたり揃って良い結果を残し、シーズンを良い形で締めくくれることを願っています。」

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カテゴリー: F1 / MotoGP