MotoGP
2018年シーズンの開幕戦となるカタールGPの初日は、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が順調にセットアップを進めた。セッションは、日中に行われたFP1は31℃、夜になってから行われたFP2は25℃と、気温と路面温度が大きく変化する、難しいコンディションの中で行われた。

3月1日(木)から3日(土)までの3日間、ロサイル・インターナショナル・サーキットでは公式テストが行われた。各チームともにサーキットのデータは十分あるが、FP1は路面温度が高く、路面コンディションもよくなかったため、選手たちを悩ませた。しかし、FP2は路面温度も気温も下がり、グリップもよくなったことで、ほとんどの選手がタイムを1秒ほど短縮。トップから1秒差以内に14台がひしめく接戦となった。

その中でHonda勢は、総合順位ではトップから0.489秒差の6番手だったが、ライバルを圧倒する1分55秒から54秒台のハイペースでラップを刻んだマルケスが、好調なスタートを切った。1回目はフロントにミディアム、リアにハード。2回目はフロントにミディアム、リアにソフトを選択した。2日目は、FP3でQ2進出を目指し、コンディションが大きく変わるQ2ではフロントロー獲得を目指す。ウインターテストのデータも十分にあり、準備はできている。

チームメートのダニ・ペドロサがマルケスに続く7番手。FP1は路面コンディションがよくなく、RC213Vのフィーリングを確認する作業となった。FP2では、フロントにマルケスと同じミディアムを選択、リアはミディアムとソフトの2種類をテストしてベストタイムはソフトでマークした。2日目のFP3と予選は、コンディションの違う難しい一日になるが、マルケスとともにQ2進出とフロントロー獲得を目指す。

クラッチローがRepsol Honda Teamの2人に続いて8番手と、Hondaワークス勢の3人が僅差で並んだ。今年のウインターテストで好調な走りを見せていたクラッチローは、レースウイークに入っても好調さをキープしている。タイヤの選択はマルケスと同じで、2日目のFP3ではダイレクトでQ2進出を目指し、マルケス、ペドロサとともにフロントロー獲得を目指す。

ルーキー勢も、難しいコンディションの中、まずまず順調なスタートを切った。ウインターテストで好調だった中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、トップから1.333秒差の15番手。カタールテストでは最終日に大きな転倒を喫し、不安を残す終わり方になってしまったが、初日のフリー走行で転倒前のフィーリングを取り戻し、2日目のFP3ではQ2を目指して全力を尽くす。

昨年のMoto2チャンピオンのフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)はトップから1.604秒差の18番手、チームメートのトーマス・ルティが僅差の19番手で続いた。2日目のFP3では、中上同様、タイムの短縮とQ2進出を目指す。

マルク・マルケス(MotoGP 6番手)
「初日を終えて、全体的には十分満足しています。初めてコースに出たときに、テストのときとフィーリングが同じかどうかを確認したのですが、路面コンディションが変わっていたので、タイヤがうまく機能するよう、セットアップを調整していかなければならないと思いました。明日は前のライダーたちとのギャップを縮められるようにしたいです。今日の感じでは、もっと改善できると思います」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 7番手)
「テストのときとはコンディションが少し違いました。そのため、感触も変わりました。2週間前に行った3日間のテスト最終日は、アスファルトのコンディションがかなりよくなったのですが、今日は少し汚れていました。そのため、最初は快適さが少し欠けましたが、一日かけてそれが改善されました。これはポジティブなことです。ライバルたちが速いことは分かっていますが、ラップタイムは僅差で、同じようなタイムのライダーがたくさんいます。明日のコンディションがどうなるか、様子を見たいです」

カル・クラッチロー(MotoGP 8番手)
「トップから0.5秒ほど遅れていますが、それでも今日は十分にポジティブでした。一日を通して力強さを感じましたが、最後のラップでは全くいい感触をつかめませんでした。トップ10には入っていますが、セッションの序盤と中盤は力強さがあったので、8位という順位は残念です。チャタリングが出たのでその原因を調べていますが、明日はいいラップタイムを出すのが難しいかもしれません。今日は、これまで行ってきたウインターテスト同様、全体的には満足のいくものでした。本来なら、僕のペースはもっといいと思うので8位という結果には満足していません。明日はもっと速く走れることを願っています」

中上貴晶(MotoGP 15番手)
「今日はコンディションがとてもトリッキーでした。FP1は路面温度が高くてグリップがありませんでした。でも、FP2は気温も路面温度も下がり、タイムが上がるのは分かっていたので、落ち着いて走ることができました。テストのときと同じで、今日もセクター1が遅く、その部分を攻略しなければなりません。特に1コーナーのブレーキングで止まりきれず、ロスしています。2コーナーもテストで転倒しているところなので、気持ちよく乗れていません。その転倒で、テスト最終日は最悪のかたちで終えていたので、今日走ってやっと転ぶ前の状態に戻ってきました。もう少しいきたかったし、テストよりいいタイムを出して終わりたかったです。今日からシーズンが始まりますが、テストのときとは緊張感が違うなあと感じました。今日は難しいコンディションだったので、タイヤなどは、ほかのHondaライダーの情報を参考にして走りました」

フランコ・モルビデリ(MotoGP 18番手)
「今日のFP1ではいくつか問題がありました。FP2でも新品のタイヤを使ったときに運に恵まれませんでした。でも、明日はもっといい感触をつかめると思います。みんな力強くレースウイークをスタートしましたが、自分も前進する自信はあります。数多くのテストをこなしてきました。データもたくさんあります。今はとにかくレースをしたいという気持ちです」

トーマス・ルティ(MotoGP 19番手)
「FP2ではフロントの感触が改善され、大きな一歩となりました。そのおかげで、ほかの部分でも前進するという相乗効果が生まれました。上位のライダーたちとの間に大きなギャップがありますが、今は気にしていません。まずはマシンを理解して、レースに向けていい感触をつかむことに集中しています」

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