【MotoGP】 ホンダ:第10戦 チェコGP プレビュー
MotoGP 後半戦のスタートとなる第10戦チェコGPが、8月4日(金)~6日(日)の3日間、チェコ第2の都市ブルノで開催される。チェコGPは、1993年にスタートして今年で25回目。チェコスロバキア時代を含めると、今年で41回目という長い歴史を誇る。
昨年はオーストリアGPからの連戦となり8月中旬に開催されたが、今年は再び、シリーズ後半戦の最初の舞台となった。8月の大会として定着しているチェコGPは、毎年10万人を超える大観衆が、オートモトドラム・ブルノ・サーキットに集まる。
昨年は、オーストリアGPからの連戦となったため、8万2066人と例年に比べて観客数が減少したが、毎年、最多入場者数を記録してきた。2011年は15万5400人、12年は13万9232人、13年は14万2030人、14年は13万8312人、15年は13万8752人。3日間合計では毎年20万人以上の最多入場者数を記録し、15年は24万8434人にも上った。昨年は18万1705人と減少したが、シーズン後半戦最初の舞台となる今年は、再び、今季最高の入場者数が予想される。
チェコGPの開催されるオートモトドラム・ブルノ・サーキットは、自然の地形を利用した中高速コーナーが連続するサーキットで、パッシングポイントも多く、毎年、好バトルが繰り広げられる。最大の特徴は、コース中盤に設けられた7つのコーナーで一気に73mを下り、その下った分を最終コーナーに向かうストレートで一気に駆け上がる独特なレイアウト。リズム感あふれる走りが実現するため、選手たちにも好評だ。
Repsol Honda Teamは過去6年で4勝を挙げている。11年にケーシー・ストーナー、12年にダニ・ペドロサ、13年にマルク・マルケス、14年にペドロサと4連勝を達成。15年は優勝を逃したが、昨年はカル・クラッチロー(LCR Honda)が優勝し、RC213Vのパフォーマンスの高さを証明した。
シーズン前半戦を総合首位で折り返したマルク・マルケスは、相性のいいサーキットの一つであるオートモトドラム・ブルノ・サーキットで今季3勝目を目指す。過去、ブルノでは、12年にMoto2クラスで優勝、MotoGPクラスでは史上最年少記録でチャンピオンを獲得した13年に優勝した。開幕戦から10連勝を達成した14年は、プレッシャーもあり4位に終わったが、15年は2位、16年は3位と着実に表彰台に立っており、今年はMotoGPクラスで2回目の優勝を目指す。
チームメートのダニ・ペドロサは、得意とするオートモトドラム・ブルノ・サーキットでの戦いに闘志をかき立てている。このサーキットではこれまで、125cc(03年)と250cc(05年)で優勝。MotoGPクラスでは12年と14年に優勝している。15年の大会はフリー走行の転倒で左足を痛めたことから、決勝では苦戦を強いられ5位。昨年はウエットからドライへと路面が変化していく難しいレースで12位と大苦戦したが、今年は最高峰クラスで3回目の優勝と今季2勝目に期待が寄せられている。
カル・クラッチローが、昨年、初優勝を達成したブルノに向けて気合を入れている。昨シーズンは、ウエットからドライコンディションへと変化したチェコGPで初優勝を達成した。このレースをきっかけに調子を上げたクラッチローは、その後、表彰台の常連となり、オーストラリアGPで2勝目を挙げる大活躍となった。今年も得意とするチェコGPで今季2度目の表彰台と初優勝に闘志満々。ここからの巻き返しに期待が集まっている。
鈴鹿8時間耐久ロードレースに出場し、休む暇もなくチェコGPに駆けつけたジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、今季ベストに気合を入れている。昨年の大会は、ケガのため、オーストリアGP、チェコGPと2戦連続で欠場している。今年は2年ぶりのチェコGPとなるが、第8戦オランダGPの6位を上回るリザルトを目指す。
チームメートのティト・ラバトも、得意とするブルノに気合を入れている。Moto2クラス時代は、14年に優勝、15位は2位でフィニッシュしている。MotoGPクラスにスイッチした16年は難しいコンディションのレースで10位でフィニッシュしているが、今年は今季初のシングルフィニッシュを目指す。
カテゴリー: F1 / MotoGP
昨年はオーストリアGPからの連戦となり8月中旬に開催されたが、今年は再び、シリーズ後半戦の最初の舞台となった。8月の大会として定着しているチェコGPは、毎年10万人を超える大観衆が、オートモトドラム・ブルノ・サーキットに集まる。
昨年は、オーストリアGPからの連戦となったため、8万2066人と例年に比べて観客数が減少したが、毎年、最多入場者数を記録してきた。2011年は15万5400人、12年は13万9232人、13年は14万2030人、14年は13万8312人、15年は13万8752人。3日間合計では毎年20万人以上の最多入場者数を記録し、15年は24万8434人にも上った。昨年は18万1705人と減少したが、シーズン後半戦最初の舞台となる今年は、再び、今季最高の入場者数が予想される。
チェコGPの開催されるオートモトドラム・ブルノ・サーキットは、自然の地形を利用した中高速コーナーが連続するサーキットで、パッシングポイントも多く、毎年、好バトルが繰り広げられる。最大の特徴は、コース中盤に設けられた7つのコーナーで一気に73mを下り、その下った分を最終コーナーに向かうストレートで一気に駆け上がる独特なレイアウト。リズム感あふれる走りが実現するため、選手たちにも好評だ。
Repsol Honda Teamは過去6年で4勝を挙げている。11年にケーシー・ストーナー、12年にダニ・ペドロサ、13年にマルク・マルケス、14年にペドロサと4連勝を達成。15年は優勝を逃したが、昨年はカル・クラッチロー(LCR Honda)が優勝し、RC213Vのパフォーマンスの高さを証明した。
シーズン前半戦を総合首位で折り返したマルク・マルケスは、相性のいいサーキットの一つであるオートモトドラム・ブルノ・サーキットで今季3勝目を目指す。過去、ブルノでは、12年にMoto2クラスで優勝、MotoGPクラスでは史上最年少記録でチャンピオンを獲得した13年に優勝した。開幕戦から10連勝を達成した14年は、プレッシャーもあり4位に終わったが、15年は2位、16年は3位と着実に表彰台に立っており、今年はMotoGPクラスで2回目の優勝を目指す。
チームメートのダニ・ペドロサは、得意とするオートモトドラム・ブルノ・サーキットでの戦いに闘志をかき立てている。このサーキットではこれまで、125cc(03年)と250cc(05年)で優勝。MotoGPクラスでは12年と14年に優勝している。15年の大会はフリー走行の転倒で左足を痛めたことから、決勝では苦戦を強いられ5位。昨年はウエットからドライへと路面が変化していく難しいレースで12位と大苦戦したが、今年は最高峰クラスで3回目の優勝と今季2勝目に期待が寄せられている。
カル・クラッチローが、昨年、初優勝を達成したブルノに向けて気合を入れている。昨シーズンは、ウエットからドライコンディションへと変化したチェコGPで初優勝を達成した。このレースをきっかけに調子を上げたクラッチローは、その後、表彰台の常連となり、オーストラリアGPで2勝目を挙げる大活躍となった。今年も得意とするチェコGPで今季2度目の表彰台と初優勝に闘志満々。ここからの巻き返しに期待が集まっている。
鈴鹿8時間耐久ロードレースに出場し、休む暇もなくチェコGPに駆けつけたジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、今季ベストに気合を入れている。昨年の大会は、ケガのため、オーストリアGP、チェコGPと2戦連続で欠場している。今年は2年ぶりのチェコGPとなるが、第8戦オランダGPの6位を上回るリザルトを目指す。
チームメートのティト・ラバトも、得意とするブルノに気合を入れている。Moto2クラス時代は、14年に優勝、15位は2位でフィニッシュしている。MotoGPクラスにスイッチした16年は難しいコンディションのレースで10位でフィニッシュしているが、今年は今季初のシングルフィニッシュを目指す。
マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
「友人たちと一緒に海に行って休暇を楽しむことができました。それと同時に、夏休みを利用して後半戦に備えてトレーニングも行いました。今年はとてもエキサイティングなシーズンになっていますが、同時に厳しい戦いになっています。常に集中力を保ち、可能な限り最高のレベルでさまざまな状況に適応していかなければなりません。夏休み期間中にブルノでテストができたことは、とてもいいことでした。ブルノはすばらしいサーキットですが、アップダウンに富み、切り返しも多く、とても要求の厳しいサーキットです。テストで得たデータを活かしベストを尽くします。表彰台に立つためにしっかり準備したいです」ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合5位)
「4週間という長い期間、レースから離れていましたが、その間、7月中旬にブルノでテストを実施し、後半戦に向けてマシンのセットアップを行なうことができました。天気はよく、2日間のテストはとても有意義なものでした。シーズン後半に向けてトレーニングをしましたが、休養を取る時間もありました。後半に向けていい充電期間となりました。後半戦のスタートとなるブルノは、好きなサーキットの一つで、とてもいい思い出があります。日曜日の決勝では、再び、いい結果を残せるように全力を尽くしたいです」カル・クラッチロー(MotoGP 総合10位)
「長い夏休みとなりました。今年の夏休みは、サーキットを離れ、家族と一緒に過ごすことができました。もちろん、夏休み期間中も自転車トレーニングは続けていました。7月17日には、マルクとダニと一緒にブルノでテストを行いました。テストの目的は、マシンのセットアップの改善とタイヤの選択に取り組むことで、タイムを出すことは最優先事項ではありませんでした。ブルノは、昨年、初優勝を達成したサーキットなので、とても楽しみです。チームとともに100%の走りをして上位を目指したいです。どんなレースになるのか、とても楽しみです」ジャック・ミラー(MotoGP 総合12位)
「鈴鹿8時間耐久ロードレースを終えて、後半戦がスタートします。今週のレースがとても楽しみです。鈴鹿8耐は初めての経験でしたが、とても楽しかったし、MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaにはとても感謝しています。レース中にチームに起きた転倒やパンクはとても不運でしたが、完走して4位になるために全力を尽くしました。鈴鹿では、たくさんの時間、マシンに乗っていたので、MotoGPに戻ってもスピードを取り戻すのにそんなに時間はかからないと思います。ブルノは好きなサーキットです。ドライコンディションで楽しいレースウイークになることを願っています」ティト・ラバト(MotoGP 総合17位)
「この夏休みの間に、いろんなバイクに乗ってきましたが、今週末、RC213Vに乗ることを楽しみにしています。なぜなら、MotoGPマシンと比べられるものはないからです。ブルノでは昨年、とても厳しいレースになりましたが、今年のマシンはムジェロでとてもいい走りができたし、ブルノにもあっていると思います。マシンはまだまだ改善を続けなければなりませんが、今大会にむけて自信あがあります。シーズン前半戦はがんばりました。後半戦もチームのスタッフと一緒に全力を尽くします」カテゴリー: F1 / MotoGP