【MotoGP】 ホンダ:マレーシアGP 決勝レースレポート
MotoGP 第17戦マレーシアGPの決勝は、Moto3クラスはドライコンディションで行われたが、続くMoto2クラスとMotoGPクラスはウエットコンディションとなった。MotoGPクラスはスタート進行が始まってすぐに強い雨となり、約20分遅れでスタートした。
序盤はコース上の雨量が多く、次第に雨量が減っていくというコンディションだった。その中でホンダ勢は、2列目から決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)とカル・クラッチロー(LCR Honda)がトップグループに加わったが、ともに転倒を喫し、マルケスが再スタートを切って11位。クラッチローはリタイアとなった。
今大会、4番グリッドから決勝に挑んだマルケスは、オープニングラップで4番手につけると、タイヤを温存しながらトップグループをマークした。しかし、12周目の11コーナーでフロントから転倒。再スタートを切ったが、11位までばん回するのがやっとだった。
すでにタイトルを獲得していることもあり、今大会は来年に向けて新しい取り組みを行っていた。結果にはつながらなかったが、早くも来年を見据えてスタートを切ったことを感じさせるレースだった。
5番グリッドから決勝に挑んだカル・クラッチローは、マルク・マルケスに続いて5番手を走行していた12周目の2コーナーで転倒、リタイアとなった。
2列目から優勝を目指したホンダ勢の2人がリタイアするという、厳しいレースとなったが、予選14番手から決勝に挑んだジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が8位でフィニッシュ。ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)の代役として出場の青山博一が16位。ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が18位でフィニッシュした。
この結果、コンストラクターズタイトルは、王手のまま最終戦バレンシアGPに持ち越されることになった。またチームタイトルは、今大会を終えて2位にダウン。最終戦バレンシアGPで逆転を目指す。
ジャック・ミラー(MotoGP 8位)
「今日は難しいコンディションとなりましたが、そのおかげでこのリザルトを得ることができました。完走するのはとても大変なことでした。とにかくトリッキーなコンディションでしたが、レースウイークを通じてセットアップが十分ではなかったので、快適ではありませんでした。しかし、今日のレースでただ一人トップ10入りしたHondaライダーになれたことはうれしいです。最終戦バレンシアでは、いい結果を残し、シーズンを締めくくりたいです」
マルク・マルケス(MotoGP 11位)
「今日は難しい一日でした。ウォームアップの時点ですでに不安定な天候で、決勝はウエットコンディションになりました。スタート前にカーボンブレーキにすることを決めました。ブレーキング競争を有利にするためで、それは正しい判断だったと思います。転倒とは全く関係ありません。今日はタイヤを温存しながらトップグループの後ろを走っていました。とても快適だったのですが、11コーナーで突然、フロントの制御を失いました。そのため、目標にしていた表彰台に立つことはできませんでした。すでにタイトルを獲得しているので失うものはありませんが、今日の経験は、来年に向けてとても役立つものになりました」
青山博一(MotoGP 16位)
「決勝はすごい雨になり、難しいコンディションとなりました。スタートで出遅れたのに加えて、すごい水しぶきでペースを上げられませんでした。その後、(ティト)ラバトと(ユージン)ラバティ(ドゥカティ)の3人で走ることになり、なかなかラバティを抜けず、タイムをロスしてしまいました。結局、追い上げたのですが16位でした。代役のチャンスをくれたチームとHondaに感謝したいです。スタッフは全力でいいマシンを準備してくれました。期待に応えられず悔しいですが、この経験をこれからの開発テストに生かしたいです」
ティト・ラバト(MotoGP 18位)
「昨日までのウエットコンディションの状況を考えると、今日のレースはいいステップを刻めたと思います。難しいレースでしたが、完走できたし、次につながる経験を積めました。今日はマシンを寝かせていったときの限界が分かるようになり、行きすぎて転倒することもありませんでした。最終戦バレンシアGPにつながる経験ができたと思います」
カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
「2コーナーでリアのグリップを失い転倒してしまいました。フルウエットか、完全なドライでレースをしたかったのですが、中途半端なコンディションになりました。コーナーからの立ち上がりでいくらかロスをしていたし、ブレーキングにも課題を抱えていました。コース上は滑りやすく苦戦しました。転倒してしまい、チームには申し訳ない気持ちです。最終戦バレンシアでは、再びトップグループで戦えるようにがんばります」
カテゴリー: F1 / MotoGP / ホンダF1
序盤はコース上の雨量が多く、次第に雨量が減っていくというコンディションだった。その中でホンダ勢は、2列目から決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)とカル・クラッチロー(LCR Honda)がトップグループに加わったが、ともに転倒を喫し、マルケスが再スタートを切って11位。クラッチローはリタイアとなった。
今大会、4番グリッドから決勝に挑んだマルケスは、オープニングラップで4番手につけると、タイヤを温存しながらトップグループをマークした。しかし、12周目の11コーナーでフロントから転倒。再スタートを切ったが、11位までばん回するのがやっとだった。
すでにタイトルを獲得していることもあり、今大会は来年に向けて新しい取り組みを行っていた。結果にはつながらなかったが、早くも来年を見据えてスタートを切ったことを感じさせるレースだった。
5番グリッドから決勝に挑んだカル・クラッチローは、マルク・マルケスに続いて5番手を走行していた12周目の2コーナーで転倒、リタイアとなった。
2列目から優勝を目指したホンダ勢の2人がリタイアするという、厳しいレースとなったが、予選14番手から決勝に挑んだジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が8位でフィニッシュ。ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)の代役として出場の青山博一が16位。ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が18位でフィニッシュした。
この結果、コンストラクターズタイトルは、王手のまま最終戦バレンシアGPに持ち越されることになった。またチームタイトルは、今大会を終えて2位にダウン。最終戦バレンシアGPで逆転を目指す。
ジャック・ミラー(MotoGP 8位)
「今日は難しいコンディションとなりましたが、そのおかげでこのリザルトを得ることができました。完走するのはとても大変なことでした。とにかくトリッキーなコンディションでしたが、レースウイークを通じてセットアップが十分ではなかったので、快適ではありませんでした。しかし、今日のレースでただ一人トップ10入りしたHondaライダーになれたことはうれしいです。最終戦バレンシアでは、いい結果を残し、シーズンを締めくくりたいです」
マルク・マルケス(MotoGP 11位)
「今日は難しい一日でした。ウォームアップの時点ですでに不安定な天候で、決勝はウエットコンディションになりました。スタート前にカーボンブレーキにすることを決めました。ブレーキング競争を有利にするためで、それは正しい判断だったと思います。転倒とは全く関係ありません。今日はタイヤを温存しながらトップグループの後ろを走っていました。とても快適だったのですが、11コーナーで突然、フロントの制御を失いました。そのため、目標にしていた表彰台に立つことはできませんでした。すでにタイトルを獲得しているので失うものはありませんが、今日の経験は、来年に向けてとても役立つものになりました」
青山博一(MotoGP 16位)
「決勝はすごい雨になり、難しいコンディションとなりました。スタートで出遅れたのに加えて、すごい水しぶきでペースを上げられませんでした。その後、(ティト)ラバトと(ユージン)ラバティ(ドゥカティ)の3人で走ることになり、なかなかラバティを抜けず、タイムをロスしてしまいました。結局、追い上げたのですが16位でした。代役のチャンスをくれたチームとHondaに感謝したいです。スタッフは全力でいいマシンを準備してくれました。期待に応えられず悔しいですが、この経験をこれからの開発テストに生かしたいです」
ティト・ラバト(MotoGP 18位)
「昨日までのウエットコンディションの状況を考えると、今日のレースはいいステップを刻めたと思います。難しいレースでしたが、完走できたし、次につながる経験を積めました。今日はマシンを寝かせていったときの限界が分かるようになり、行きすぎて転倒することもありませんでした。最終戦バレンシアGPにつながる経験ができたと思います」
カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
「2コーナーでリアのグリップを失い転倒してしまいました。フルウエットか、完全なドライでレースをしたかったのですが、中途半端なコンディションになりました。コーナーからの立ち上がりでいくらかロスをしていたし、ブレーキングにも課題を抱えていました。コース上は滑りやすく苦戦しました。転倒してしまい、チームには申し訳ない気持ちです。最終戦バレンシアでは、再びトップグループで戦えるようにがんばります」
カテゴリー: F1 / MotoGP / ホンダF1