MotoGP アラゴンGP:エネア・バスティアニーニが逆転優勝
2022年 MotoGP 第15戦 アラゴンGPの決勝レースが9月18日(日)にモーターランド・アラゴンで行われ、エネア・バスティアニーニ(Gresini Racing MotoGP)が優勝した。
気温23度、路面温度40度のドライコンディションの中、オープニングラップで発生した2つのインシデントで幕が開けたレースで、3番グリッドのエネア・バスティアニーニは4ラップ目に3番手、6ラップ目に2番手、9ラップ目にトップに飛び出したが、ミスを犯して再び2番手に後退する。
だが、最終ラップの7コーナーで2度目のオーバーテイクに成功して、第7戦フランスGP以来8戦ぶり4勝目を挙げ、ポイントリーダーとのギャップを73ポイント差から48ポイント差に接近した。
ポールポジションのフランチェスコ・バニャイアは、ホールショットを決めてレースの主導権を握ったが、最終ラップに逆転を許して0.042秒差の2位。5戦連続優勝を逃したが、5戦連続7度目の表彰台を獲得。ドゥカティは、前戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPに続き、2戦連続4度目のワンツーフィニッシュを達成した。
4番グリッドのアレイシ・エスパルガロは6.139秒差の3位に入り、7戦ぶり6度目の表彰台を獲得。
10番グリッドのブラッド・ビンダーは、会心のスタートダッシュを決めて1ラップ目に2番手。3ラップ目から3番手に位置し、開幕戦カタールGP以来の表彰台を狙ったが、ラスト2ラップにポジションを1つ落として6.379秒差の4位。2番グリッドのジャック・ミラーは6.964秒差の5位。
8番グリッドのホルヘ・マルティンは、第3グループのトップとなる6位。14番グリッドのルカ・マリーニ、5番グリッドのヨハン・ザルコが続き、9番グリッドのアレックス・リンスは、1ラップ目の3コーナーで他車との接触を回避するためにコースアウトを強いられ、最後尾まで後退したが、プラクティスで刻んだペースで巻き返して9位。
7番グリッドのマルコ・ベツェッキは10位。今季8度目となる新人勢の最高位に進出し、11番グリッドのミゲール・オリベイラは11位。17番グリッドのアレックス・マルケスはホンダ勢の最高位となる12位。16番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは13位。19番グリッドのカル・クラッチローは1年ぶりのレースでヤマハ勢の最高位となる14位で完走。
1ラップ目のインシデント
6番グリッドのファビオ・クアルタラロは、7番手走行中の1ラップ目3コーナーの立ち上がりで前を走るマルク・マルケスに追突しハイサイドから転倒。
12番グリッドの中上貴晶は、1ラップ目の7コーナーから立ち上がったところで、マルク・マルケスと接触して転倒リタイア。
13番グリッドのマルク・マルケスは、スタートで6番手まで浮上した後の3コーナーの立ち上がりでリアを失ってファビオ・クアルタラロと接触。5コーナーで違和感を覚えた後、7コーナーの立ち上がりでホールショットを作動させようとした際に、バイクがロックし左側に傾いたところで中上貴晶と接触。完走を目的に出走したが、1ラップを終わらずにリタイアを強いられた。
チャンピオンシップ
総合1位ファビオ・クアルタラロが2度目の0ポイントに終わったことから、総合2位フランチェスコ・バニャイアが30ポイント差から1戦で逆転が可能な10ポイント差に接近。総合3位アレイシ・エスパルガロは17ポイント差。
3戦目からコンストラクター部門の首位を維持していたドゥカティは、5戦連続10勝目、開幕から15戦連続の表彰台獲得で、5戦を残してタイトルを獲得した。
カテゴリー: F1 / MotoGP
気温23度、路面温度40度のドライコンディションの中、オープニングラップで発生した2つのインシデントで幕が開けたレースで、3番グリッドのエネア・バスティアニーニは4ラップ目に3番手、6ラップ目に2番手、9ラップ目にトップに飛び出したが、ミスを犯して再び2番手に後退する。
だが、最終ラップの7コーナーで2度目のオーバーテイクに成功して、第7戦フランスGP以来8戦ぶり4勝目を挙げ、ポイントリーダーとのギャップを73ポイント差から48ポイント差に接近した。
ポールポジションのフランチェスコ・バニャイアは、ホールショットを決めてレースの主導権を握ったが、最終ラップに逆転を許して0.042秒差の2位。5戦連続優勝を逃したが、5戦連続7度目の表彰台を獲得。ドゥカティは、前戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPに続き、2戦連続4度目のワンツーフィニッシュを達成した。
4番グリッドのアレイシ・エスパルガロは6.139秒差の3位に入り、7戦ぶり6度目の表彰台を獲得。
10番グリッドのブラッド・ビンダーは、会心のスタートダッシュを決めて1ラップ目に2番手。3ラップ目から3番手に位置し、開幕戦カタールGP以来の表彰台を狙ったが、ラスト2ラップにポジションを1つ落として6.379秒差の4位。2番グリッドのジャック・ミラーは6.964秒差の5位。
8番グリッドのホルヘ・マルティンは、第3グループのトップとなる6位。14番グリッドのルカ・マリーニ、5番グリッドのヨハン・ザルコが続き、9番グリッドのアレックス・リンスは、1ラップ目の3コーナーで他車との接触を回避するためにコースアウトを強いられ、最後尾まで後退したが、プラクティスで刻んだペースで巻き返して9位。
7番グリッドのマルコ・ベツェッキは10位。今季8度目となる新人勢の最高位に進出し、11番グリッドのミゲール・オリベイラは11位。17番グリッドのアレックス・マルケスはホンダ勢の最高位となる12位。16番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは13位。19番グリッドのカル・クラッチローは1年ぶりのレースでヤマハ勢の最高位となる14位で完走。
1ラップ目のインシデント
6番グリッドのファビオ・クアルタラロは、7番手走行中の1ラップ目3コーナーの立ち上がりで前を走るマルク・マルケスに追突しハイサイドから転倒。
12番グリッドの中上貴晶は、1ラップ目の7コーナーから立ち上がったところで、マルク・マルケスと接触して転倒リタイア。
13番グリッドのマルク・マルケスは、スタートで6番手まで浮上した後の3コーナーの立ち上がりでリアを失ってファビオ・クアルタラロと接触。5コーナーで違和感を覚えた後、7コーナーの立ち上がりでホールショットを作動させようとした際に、バイクがロックし左側に傾いたところで中上貴晶と接触。完走を目的に出走したが、1ラップを終わらずにリタイアを強いられた。
チャンピオンシップ
総合1位ファビオ・クアルタラロが2度目の0ポイントに終わったことから、総合2位フランチェスコ・バニャイアが30ポイント差から1戦で逆転が可能な10ポイント差に接近。総合3位アレイシ・エスパルガロは17ポイント差。
3戦目からコンストラクター部門の首位を維持していたドゥカティは、5戦連続10勝目、開幕から15戦連続の表彰台獲得で、5戦を残してタイトルを獲得した。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | E・バスティアニーニ | Gresini Racing MotoGP | Ducati | 41'35.462 |
2 | F・バニャイア | Ducati Lenovo Team | Ducati | 0.042 |
3 | A・エスパルガロ | Aprilia Racing | Aprilia | 6.139 |
4 | B・ビンダー | Red Bull KTM Factory Racing | KTM | 6.379 |
5 | J・ミラー | Ducati Lenovo Team | Ducati | 6.964 |
6 | J・マルティン | Pramac Racing | Ducati | 12.030 |
7 | L・マリーニ | Mooney VR46 Racing Team | Ducati | 12.474 |
8 | J・ザルコ | Pramac Racing | Ducati | 12.655 |
9 | A・リンス | Team SUZUKI ECSTAR | Suzuki | 12.702 |
10 | M・ベッツェッキ | Mooney VR46 Racing Team | Ducati | 16.150 |
11 | M・オリベイラ | Red Bull KTM Factory Racing | KTM | 17.071 |
12 | A・マルケス | LCR Honda Castrol | Honda | 18.463 |
13 | M・ビニャーレス | Aprilia Racing | Aprilia | 18.730 |
14 | C・クラッチロー | WithU Yamaha RNF MotoGP Team | Yamaha | 20.090 |
15 | P・エスパルガロ | Repsol Honda Team | Honda | 27.588 |
16 | R・ガードナー | Tech3 KTM Factory Racing | KTM | 28.805 |
17 | F・モルビデリ | Monster Energy Yamaha MotoGP | Yamaha | 30.422 |
18 | D・ビンダー | WithU Yamaha RNF MotoGP Team | Yamaha | 31.330 |
19 | F・ディ・ギャナントニオ | Gresini Racing MotoGP | Ducati | 31.595 |
20 | R ・フェルナンデス | Tech3 KTM Factory Racing | KTM | 36.160 |
DNF | F・クアルタラロ | Monster Energy Yamaha MotoGP | Yamaha | 23 Laps |
カテゴリー: F1 / MotoGP