MotoGP:ドゥカティ 2021年 第4戦 スペインGP 決勝レポート
2021年のMotoGP第4戦のスペインGPが、5月2日にヘレス・サーキットで開催され、ドゥカティ・レノボ・チームが素晴らしい1-2フィニッシュを達成した。デスモセディチGPマシンを駆るジャック・ミラーとフランチェスコ・バニャイアは、それぞれ1位と2位でフィニッシュして表彰台に登壇した。
オーストラリア人ライダーのミラーにとって、今回の優勝は、MotoGPクラスで2度目の勝利となった。
予選3番手、フロントローからスタートしたミラーは、スタート直後にレースをリードするが、4周目にファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)にパスされて2番手に後退。ミラーは、クアルタラロとのギャップを維持するためにハードにプッシュしながら周回を重ね、レース後半にクアルタラロのペースが落ちると、すぐさま彼に追いつき、残り10周でオーバーテイクに成功した。ミラーは、そのままトップでフィニッシュラインを通過し、ヘレス・サーキットにおいて、2006年のロリス・カピロッシ以来となる勝利をドゥカティもたらした。ミラーは、今回の優勝で25ポイントを獲得して、ポイント・ランキング6位に浮上した。
4番グリッドからスタートしたバニャイアにとっても、素晴らしいレースとなった。オープニングラップを3番手で通過したイタリア人ライダーのバニャイアは、その後、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)とフランコ・モルビデリ(ヤマハ)にパスされるが、着実なペースで走行を続け、2人のライダーに追いついてオーバーテイクすることに成功。18周目に、バニャイアはついにクアルタラロを攻略し、チームメイトのミラーと2秒以内のタイム差で2位表彰台を獲得した。
今日のレース結果により、“ペッコ”バニャイアは、クアルタラロを2ポイント上回って、ライダーズ・ランキングのトップに浮上した。ドゥカティとドゥカティ・レノボ・チームは、コンストラクターズ・ランキングおよびチーム・ランキングで、それぞれ2位につけている。
ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43) 1位
「この2週間、苦しい時間を過ごしてきた。自分自身を信じることができず、このマシンでどこまで戦えるのか分からなかった。今日のレースで、クアルタラロが苦戦しているのを見たとき、そのまま何周もトップを維持できるとは思わなかったが、彼をオーバーテイクしようと思った。しかし、最後までトップを走って、ドゥカティで最初の勝利を得ることができた。このチャンスを与えてくれたドゥカティに本当に感謝している。ドゥカティ・レッドを纏うことは、僕にとっての夢であり、多くのことを意味している。ジジ、パオロ、ダビデ、クラウディオ、そして常に自分のことを信じてくれたチームの全スタッフに感謝したい」
フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム #63) 2位
「今日のレースでは、週末にチームとともに素晴らしい仕事をすることができたので、デスモセディチGPのフィーリングも良く、本当に気持ちよく走ることができた。最初の4周を過ぎてから、タイヤに負担をかけないようにしてプッシュを始めた。ペースも良好で、ライバルに追いついて、オーバーテイクすることができた。最終的にはジャックにも追いついたが、残り2周だったため、2番手をキープすることに集中した。今日は本当に素晴らしい結果を出すことができた。次のサーキットは、ドゥカティのマシンが得意とするコースなので、この調子を維持できるようにしたい。 明日は、テストが行われる。集中力を切らさないようにする必要がある 」
ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
「まさに今、世界一幸せだと思う。ドゥカティは、ヘレスで常に苦戦してきた。そのため、今日のレースで1-2フィニッシュを達成できたことは、技術的な観点からも非常に重要な意味を持っている。両ライダーともにセンセーショナルなレースをして、素晴らしい走りを見せてくれた。彼らは、レースの仕方を完璧に理解している。ジャックは、速いペースを維持して、レースを完全に支配した。“ペッコ”は、信じられないほどのパフォーマンスを発揮して2位でフィニッシュし、現在チャンピオンシップをリードしている。2人のライダー、チーム、そしてドゥカティコルセのチーム全員に感謝したい」
カテゴリー: F1 / MotoGP
オーストラリア人ライダーのミラーにとって、今回の優勝は、MotoGPクラスで2度目の勝利となった。
予選3番手、フロントローからスタートしたミラーは、スタート直後にレースをリードするが、4周目にファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)にパスされて2番手に後退。ミラーは、クアルタラロとのギャップを維持するためにハードにプッシュしながら周回を重ね、レース後半にクアルタラロのペースが落ちると、すぐさま彼に追いつき、残り10周でオーバーテイクに成功した。ミラーは、そのままトップでフィニッシュラインを通過し、ヘレス・サーキットにおいて、2006年のロリス・カピロッシ以来となる勝利をドゥカティもたらした。ミラーは、今回の優勝で25ポイントを獲得して、ポイント・ランキング6位に浮上した。
4番グリッドからスタートしたバニャイアにとっても、素晴らしいレースとなった。オープニングラップを3番手で通過したイタリア人ライダーのバニャイアは、その後、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)とフランコ・モルビデリ(ヤマハ)にパスされるが、着実なペースで走行を続け、2人のライダーに追いついてオーバーテイクすることに成功。18周目に、バニャイアはついにクアルタラロを攻略し、チームメイトのミラーと2秒以内のタイム差で2位表彰台を獲得した。
今日のレース結果により、“ペッコ”バニャイアは、クアルタラロを2ポイント上回って、ライダーズ・ランキングのトップに浮上した。ドゥカティとドゥカティ・レノボ・チームは、コンストラクターズ・ランキングおよびチーム・ランキングで、それぞれ2位につけている。
ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43) 1位
「この2週間、苦しい時間を過ごしてきた。自分自身を信じることができず、このマシンでどこまで戦えるのか分からなかった。今日のレースで、クアルタラロが苦戦しているのを見たとき、そのまま何周もトップを維持できるとは思わなかったが、彼をオーバーテイクしようと思った。しかし、最後までトップを走って、ドゥカティで最初の勝利を得ることができた。このチャンスを与えてくれたドゥカティに本当に感謝している。ドゥカティ・レッドを纏うことは、僕にとっての夢であり、多くのことを意味している。ジジ、パオロ、ダビデ、クラウディオ、そして常に自分のことを信じてくれたチームの全スタッフに感謝したい」
フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム #63) 2位
「今日のレースでは、週末にチームとともに素晴らしい仕事をすることができたので、デスモセディチGPのフィーリングも良く、本当に気持ちよく走ることができた。最初の4周を過ぎてから、タイヤに負担をかけないようにしてプッシュを始めた。ペースも良好で、ライバルに追いついて、オーバーテイクすることができた。最終的にはジャックにも追いついたが、残り2周だったため、2番手をキープすることに集中した。今日は本当に素晴らしい結果を出すことができた。次のサーキットは、ドゥカティのマシンが得意とするコースなので、この調子を維持できるようにしたい。 明日は、テストが行われる。集中力を切らさないようにする必要がある 」
ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
「まさに今、世界一幸せだと思う。ドゥカティは、ヘレスで常に苦戦してきた。そのため、今日のレースで1-2フィニッシュを達成できたことは、技術的な観点からも非常に重要な意味を持っている。両ライダーともにセンセーショナルなレースをして、素晴らしい走りを見せてくれた。彼らは、レースの仕方を完璧に理解している。ジャックは、速いペースを維持して、レースを完全に支配した。“ペッコ”は、信じられないほどのパフォーマンスを発揮して2位でフィニッシュし、現在チャンピオンシップをリードしている。2人のライダー、チーム、そしてドゥカティコルセのチーム全員に感謝したい」
カテゴリー: F1 / MotoGP