中上貴晶、MotoGP初ポールポジション「最高の気分。誇りに思う」 / テルエルGP 予選
中上貴晶(LCR・ホンダ)は、MotoGP 第12戦 テルエルGPの予選で初ポールポジションを獲得。「最高の気分」だと語った。

FP3では、わずかの差で2番手へと一つポジションを落とした中上貴晶だったが、迎えた予選Q2では、1回目のアタックで1分47秒072をマークし、今大会の自己ベストで首位に立つと、2回目のアタックでは、1分46秒882へとさらにタイムを更新し、一度も首位を譲らず、初PP獲得を果たした。第6戦スティリアGPでは、最後のアタックでミスがありPPを逃したが、その雪辱を果たした。

今大会は、前戦アラゴンGPから2週連続の開催ということで、初日からハイレベルな走りが実現した。フリー走行では主にタイヤテストに集中し、アラゴンGPとは異なるセットでロングランを実施。コンディションの変化に対応できるようにデータを積み重ねた。明日の決勝を想定するFP4では、前戦アラゴンGPと同じフロントにミディアム、リアにソフトという選択でロングランに挑み、アラゴンGPの自身のタイムを上回る1分48秒台で周回を重ねた。明日の決勝では、初表彰台、初優勝に挑む。

「最高の気分です」と中上貴晶はコメント。

「とてもいいラップを刻むことができました。セクター1は0.1秒遅かったのであまりいい走りではありませんでしたが、最後のアタックだったので、ベストを尽くしました。そしてセクター2でばん回し、セクター3と4でさらに速く走ることができました」

「1分47秒を切ったとは知りませんでした。なぜならトラックにモニターがなく、ポールポジションなのかどうかも分かりませんでした。でも最後にピットレーンに戻ると、クルーがP1を見せてきたので、やっとPPを獲得したことを知りました」

「最高の気分です。いい仕事をしてくれたチームに感謝したいです。でも最も重要なのは明日です。集中して、方向性を見失わないようにしたいです。PPを獲得したことをとても誇りに思います。集中力をキープして、明日のレースもがんばります」

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カテゴリー: F1 / MotoGP