MotoGP アンドレア・ドヴィツィオーゾ ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ
MotoGPのタイトル争いに敗れたアンドレア・ドヴィツィオーゾは、最終戦バレンシアGPでドゥカティのチームメイトであるホルヘ・ロレンソに妨げられたとは感じていないと語った。

アンドレア・ドヴィツィオーゾは、タイトルを獲得の可能性を残すためには最低でも勝利が必要だった。しかし、残り5周の時点でチームメイトのホルヘ・ロレンソとともに転倒してリタイアに終わった。

二人はレースの大部分にわたって4番手と5番手を走行しており、ホルヘ・ロレンソがアンドレア・ドヴィツィオーゾを抑えているように思われた。

ドゥカティは、ホルヘ・ロレンソにコード化された“Suggested Mapping 8”という指示を出した後、ピットボードに“-1”と下向きの矢印を出して、異例ともいえるチームオーダーを発令した。しかし、ホルヘ・ロレンソは順位を譲ることなく、最終的に両者はリタイアすることになった。

だが、アンドレア・ドヴィツィオーゾは、レース中にホルヘ・ロレンソがリードしていたことに満足しているといい、たとえ前に出してもらったとしても、上位勢を捕える速さはなかったと述べた。

「僕たちは最後までトライしていたので満足している。残り10周までオープンだった」とアンドレア・ドヴィツィオーゾは BT Sport にコメント。

「僕たちは週末にわたって改善していたけど、十分に速くなかった。1周目から本当に限界で走っていた」

「最初はホルヘをオーバーテイクしたかったけど、いくつかのコーナーでは僕の方が遅かったし、彼は良いペースを生み出していた」

「彼についていけたのは良いことだったし、彼についていくことができたけど、僕たちはレース全体で限界を超えていた。二人ともミスを犯してしまった」

「僕たちはチャンピオンシップについて満足しなければならない」

ダニ・ペドロサ、ヨハン・ザルコに次ぐ3位表彰台でフィニッシュしてタイトルを獲得したマルク・マルケスは24周目のターン1で転倒しかけてグラベルに飛び出している。

マルク・マルケスが自分の前でクラッシュしかけたときにはどう思ったかと質問されたアンドレア・ドヴィツィオーゾは「それについては驚くことではないよ! それがマルクのスタンダードだ」とコメント。

「でも、僕には自分の前にいるライダーを本気でアタックするスピードがなかった。見えたときは“OK!”と思ったけど、僕は完全に終わっていた」

「あれが見えたときにはさらに頑張ろうとしたけど、その時点までにすでに100%でプッシュしていた」

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カテゴリー: F1 / MotoGP