2024年 F1モナコGP 初日:トップ10 F1ドライバーコメント
2024年のF1世界選手権 第8戦 モナコGPの金曜フリー走行でトップ10入りしたドライバーのコメント。

地元のヒーローであるシャルル・ルクレール(フェラーリ)が初日の走行で頭一つ抜けた走りを見せてトップタイムをマーク。ライバルのマクラーレンはFP1でソフトを使用することを選択してまだ速さが見えず、レッドブルはマシンの挙動に苦戦して劣勢に立たされた初日となった。

1番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「全体として、僕たちはこのトラックに適したマシンを持っていると思うし、今日は自信を持って走れた。FP3ではこのリズムをキープしなければならない。今日は他の人たちよりも少しリスクを冒したかもしれないし、それがラップタイムという点では功を奏した。でも、ここで重要なのは、全員が限界に挑戦し始める予選ですべてをまとめることだ。全体的にいい仕事ができたので、引き続き集中していかなければならない。故郷のストリートでクルマに戻り、皆さんの応援を感じられて最高の気分だ。明日は良いレースができるように全力を尽くす」

2番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「今日は良い一日だった。今年これまででおそらく最高の一日だった。マシンのフィーリングはとてもいい。このコースはF1マシンにとって本当に素晴らしい。今日は運転を楽しんだ。グリップレベルとマシンの反応には嬉しい驚きを感じた。おかげで過去2年間よりもずっと楽しいドライブになった。2回目のセッションでは少し快適さが欠けたように感じた。ロングランとフロントグレイニングを改善するために、一晩で作業をたくさんしなければならない。低燃料でのフィーリングは良かったので、それを失いたくはないけど、今はロングランを改善することに集中している」

3番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「明日の予選に向けてトラックタイムを稼げたのは良かった。一晩かけてすべてのデータを分析し、予選で何ができるかを見極める必要がある」

4番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「かなり難しかったけど、今週末のレースに臨むにあたり、そうなるかもしれないことはわかっていた。コース上では路面のバウンドや温度変化が激しく、それがまた難しさを増していた。バンプを越えるたびに、クルマはラップタイムを大きく失い、このコースでは小さなジャンプひとつで壁にぶつかってしまう可能性がある。週末に向けて、この問題を解決する方法を検討している。一般的に、この問題はセットアップで解決するのが少し難しく、すぐに解決できるものではないけど、一晩かけて取り組むつもりだ。奇跡は期待していないけど、明日に向けてはポジティブだ。フェラーリも速そうだけど、明日に向けてはそれについては考えていない。一晩かけて問題を確認し、予選に向けてクルマの走りを改善できればと思う」

5番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「このサーキットに戻ってきて、走ることができて本当にうれしい。本当に素晴らしい。いつも通りタフだけど、初日としてはまずまずだったと思う。ここでいいリズムをつかむのはいつも難しいけれど、僕たちはいいところにいると思う。いくつかのチームがとても接近していて、おそらく私たちよりも少し先を行くチームが1つか2つある。やるべきことは少しあるけど、ある意味で予想通りだと思うし、ハードにプッシュし続けるよ」

6番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「僕にとってはチャレンジングな金曜日だった。クルマの安定性を見つけるのに苦労し、セットアップをかなりいじった。今日の最後のスティントではもっと満足できたし、ロングランもポジティブだった。その感覚を明日のプラクティスに持ち込んで予選に備えることに集中したい」

7番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日のプラクティスでは良いラップが何周かできたので、今夜はデータを調べて、学んだことを最大限に活用するつもりだ。明日の予選が楽しみだ。モナコを走るのはいつもとても楽しい。限界までプッシュすることが重要だ。いつもエキサイティングなセッションだし、何ができるか見てみよう」

8番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「今週末はタフになりそうだ。今のところ自分たちの限界から抜け出すのは難しい。今夜何ができるか見てみよう。各車で少しずつ異なるセットアップを行ったので、マックスにとって何が問題だったのかはデブリーフィングまで分からない。ロングランペースは良くなっているようだけど、明日のパフォーマンスは待ってみないと分からない。フェラーリは本当に強そうだし、ラップが必要なときはいつでも、本当に速くて楽に走っているように見える。彼らにとってはメリットだし、タイヤにも苦労していない。一晩で改善しなければならない項目がいくつかあるし、それがうまくいけどば、また戦いに戻ってトップに近づくことができるだろう」

9番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「今日はオッケーだった。昨年と同じように、フロントタイヤがいいウインドウに入らないという問題を抱えていし、良いウインドウに入らないとグレイニングが出始める。僕たちのクルマのコンセプトは、この種のサーキットに適している傾向があるし、そこは僕たちが注力してきたエリアだ。この辺りでは重量はそれほど大きなファクターではないので、よりレベルの高い土俵にいる感じだ。Q2はいい目標だけど、もっと上位に行けるといいね」

10番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今年最高の金曜日の1つだった。マシンのフィーリングは、モナコで経験した中でも最高だった。僕のセッションはステアリングの振動で制限された。ブレーキを踏んだ瞬間にステアリングシステムが震え、アタックするには自信が必要なこのコースでは、それが大きな障害となった。どのチームも急速に進化しており、今年のラップタイムは昨年よりはるかに速いことがわかる。クルマのフィーリングはいいし、ルイスのタイムはパフォーマンスの高さを示しているけど、シャルル(ルクレール)も非常に速く、状況が急速に変化する可能性があることもわかっている。明日はトップ5を争えることを願っている」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1モナコGP / F1ドライバー