2021年 F1メキシコGP 決勝:トップ10ドライバーコメント
2021年 F1世界選手権 第18戦 F1メキシコGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「今日はチームとファンにとって素晴らしい一日になった。チェコ(ペレス)が母国での表彰台を獲得したし、これ以上ない結果だったと思う。スタートが大事だと分かっていたけど、3台が横に並ぶ状況で、僕が一番いい位置にいたので、ブレーキングを遅らせてリードをとることができた」

「そこからは自分の走りに集中し、いいペースで2位との差を広げられた。ピットインもスムーズで、レースを通してマシンの調子が良かったことがとても大きかったと思う。チェコはここ数戦調子がいいですし、今日はルイス(ハミルトン)に最後までプレッシャーをかけ続けていた。チャンピオンシップのことはまだ考えていない。またブラジルでプッシュしていけるよう、チャレンジを続けていく」

2位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「まずはマックスを祝福したい。あのマシンは今週末僕たちよりも速かったし、実際それについて僕たちにできることは何もなかった。完全にすべてを出し切ったし、もちろん、最後はセルジオを素晴らしいバトルがあったけど、それでも少なくも2位でフィニッシュできたことに感謝している。抑えるのは簡単だった。以前に何度もそのようなシチュエーションを経験しているからね。でも、セルジオが背後に迫ってきて、しっかりとついてこれたことは、彼らのマシンがいかに速いかを示している。彼は素晴らしい仕事をした! それでも、レースを本当に楽しんだし、今日はやれることをすべてやった。これから集中して、今後のレースに向けた準備に懸命に取り組む必要がある。次の2週間はあっという間にやってくるだろう」

3位:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
「僕の母国にとって素晴らしい結果になった。もう一歩上を目指したけど、残念ながら届かなかった。ターン1ではインシデントを避け、その後2番手浮上を目指したけど、ここはオーバーテイクが難しいので、なかなかチャンスがなかった。ルイス(ハミルトン)にかなり近づいたけど、メルセデスは直線でのスピードが速く、捉える機会がなかった。ただ、全力は尽くした。スタジアムセクションを通るたびにファンのエネルギーが感じられ、僕のためにどれだけの人が集まってくれたのかを考えた。フォロ・ソル(スタジアムセクションの元になった野球場のこと)を走るときには、皆さんの歓声が直接聞こえていた。もっと上位を目指してはいたものの、母国で表彰台に立ててとてもうれしかったし、メキシコの皆さんも喜んでくれていると思う。僕たちはとても負けず嫌いなドライバーなので、3位でフィニッシュして満足するわけにはいかないけど、今日は僕を応援してくれる人々がスタートから最後までずっといてくれて、本当に特別な瞬間になったので、それを楽しんだ。今日の僕たちは最速のチームだったと思うけど、この先のシーズンではまた展開が変わるはずだ。しっかりと集中して、プッシュし続けなければならない」

4位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「とてもうれしい。4位というのは最高の結果で、僕たちにとってはこれ以上ないくらいのレースウイークになった。後方にシャルル(ルクレール/フェラーリ)がいたけど、すべてをコントロールできて、彼を引き離すことができたし、4番手でレース全体のマネージメントも上手くいった。今週末はマシンがとてもよく、昨日の予選もいい結果だったけど、レースでもフェラーリ2台の前でフィニッシュできて、とてもいい気分だ。これでアルピーヌとポイントで並んだ。僕の個人的な計画では、チャンピオンシップで5位になることが、フランツ(トスト代表)やチームのみんなへの素敵なクリスマスプレゼントになると思っているので、そこに向けてプッシュし続けていく。チーム一丸となって取り組めているし、今後の数戦でもチャンスは見出せると思う」

5位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「5位と6位は今週末から持ち帰ることができる堅実な結果だと思う。レースは予想とは少し異なる展開となった。ミディアムでの第1スティントは強かったし、ペースはとても競争力があった。僕たちの前にいるガスリーにプレッシャーをかけるために、僕は比較的に早くにハードに交換するためにストップして、カルロスはタイヤデルタを作り出してレース終盤に彼にチャレンジすることを目指して長く走った。僕たちはポジションを入れ替えたけど、残念ながら、どちらも彼を捕らえることができなかった。今日の彼のペースはかなりの驚きだった。僕としては、第2スティントでハードタイヤに苦労した。でも、全体として、今日は良い一日だったと思うし、チームスピリットの良い例だったと思う」

6位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「ペース的には今シーズンのベストレースのひとつだ。週末を通してとても速かったし、レースではミディアムとハードの両方のタイヤでも速かった。ダーティサイドからのスタートは予想通りとても難しかったし、目の前で事故が起こる不運もあった。ボッタス、そのあとフロントウイングが壊れたリカルドを避けるためにブレーキを踏まなければならならず、いくつかポジションを失った。リスタートですぐにジョビナッツィからポジションを取り戻すことができたし、そこからペースはずっと安定していた。2台ともとても良いピットストップを行った。レースの最後のパートでは、シャルルよりもペースが速かったので、不必要なリスクを冒さずにポジションを入れ替えたのは正しい判断だったと思っている。僕たちがお互いにレースをしていたら、ガスリーを捕らえる機会はさらに困難だっただろう。レースの最後にチーム戦略の一環として僕たちは再びポジションを入れ替えた。今日は最も近いライバル(マクラーレン)と比較してかなりのポイントを持ち帰り、今僕たちは彼らの前にいる。それは、週末を通しての僕の強力なペースと一緒にメキシコで得られた重要なポジティブなことだ。いざ、ブラジルへ!」

7位:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
「今日のパフォーマンスにはとても満足している。金曜日のロングランのペースは競争力があったし、1周目にポジションを維持することができれば、そこに留まってポイントを獲得できると確信していた。もちろん、バルテリ(ボッタス)のスピンとダニエル(リカルド)のマシンのダメージから恩恵を受けたのは明らかだ。ちょっと立ち往生してしまったけどね。でも、戦略を使って(アントニオ)ジョビナッツィからポジションを取り戻すことができた。その後はレースの大部分はまずまずのペースで自分の走りをしていた。チームによる堅実な週末だったし、ポイントを獲得できたことを嬉しく思う」

8位:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「ポイントを獲得して、チームに報酬をもたらすことができてよかった。僕たちはレースに出場するたびに常にベストを尽くしている。そして、今日は物事が僕たちにとってうまくいった。8位はおそらく僕たちが達成できたベストな結果だ。ペースも良く、周りのクルマについていくことができた。序盤にラッセルをパスしたことが僕たちのレースにとって非常に重要だった。そこからの最大の挑戦は最後までタイヤを生かし続けることだった。この結果は満足できるものだし、ブラジルでまた良いイベントを進めていくことに集中していく」

9位:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
「今日は僕たちにとって良いレースだったと思うし、満足している。昨日の困難な一日の後、9位とポイント獲得は最終的には良い結果だ。昨日の自分の仕事は誇れるものではなかったけど、今日は誇りに思っている。かなり厄介なスタートだったし、最初の数コーナーで数台をかわさなければならなかった。とても接近していたけど、かなりうまくダメージを避けることができたし、セーフティカー後にいくつかポジションを獲得した。下位グリッドからスタートしたにも関わらず、マシンが一貫してポイントフィニッシュを争えることがわかったのは良いことだ。今日は5位を争っているアルファタウリに少し負けてしまったけど、今日獲得したポイントがシーズンの最後にチームの助けになることを願っている」

10位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「もちろん、チームとしてベストな結果ではないけど、僕としては18番手から10位でフィニッシュできて良い1日だった。フィールドを通り抜けるのが難しいだろうとは思っていたけど、今日はベストを尽くした。僕たちのペース、オーバーテイクと追従することの難しさを考えれば、これ以上の結果を達成できたとは思わない。1ポイントはないよりはマシだ。ハードワークを続けて、ブラジルで改善を図っていく」

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カテゴリー: F1 / F1メキシコGP / F1ドライバー