メルセデスF1 最終プラクティスでのラッセルとアロンソの接触未遂で罰金処分

ラッセルはレーシングライン上をスロー走行したのち、ピットレーンに入ろうとスタート/フィニッシュラインを横切った。
しかしその際、アウトラップを進めていたアロンソが横並びにいたことに気づかず、危うく接触寸前となった。結果としてアロンソはそのままピットレーンに進入、ラッセルは回避行動を取ってピットインを断念し、コースをもう一周することになった。
両ドライバーの聴取を経て、ラッセルが競技規則第37.5条に違反したと認定された。その結果、ラッセル本人には警告処分、そしてメルセデスには7,500ユーロの罰金が科された。スチュワードは、ラッセルがアロンソの位置をチームから適切に伝えられていなかったことが危険な状況を招いたと判断し、チーム側への処分を重くした。
スチュワードの報告書には次のように記されている。
「スチュワードは63号車(ジョージ・ラッセル)、14号車(フェルナンド・アロンソ)、両チーム代表者からの聴取を行い、映像、タイミングデータ、チームラジオ、オンボード映像を確認した。14号車はプッシュラップにありターン14を立ち上がったところだったが、63号車はスローラップ中でピットインを指示されていた。14号車はラップを完了するために63号車のイン側に進入したが、63号車はピットインのため広いラインを取っており、ピット入口で両車が接触しそうになった。63号車は回避行動を取りピットインを中止、走行を継続した。14号車は衝突回避のためラップを諦めてピットに入らざるを得なかった」
「63号車が14号車の接近とプッシュラップであることを知らされていなかったのは明らかであり、チームも聴取の場でそれを認めた。チームが警告を行わなかったことが、両車に回避行動を強いる危険な状況を作り出した。我々は63号車のドライバーにその認識手段がなかったと認める。特にこのサーキット特性上、ターン14はブラインドコーナーであり、ミラー確認だけでは防げなかった」
「したがって、チームに対し適切に警告を行わなかった責任として7,500ユーロの罰金を科す。しかしながら、サーキット特性と低速走行を考慮すれば、63号車はコーナーを立ち上がる速い車両のために右寄りを維持しておくことが望ましかった。この点について、ドライバーには警告処分を与える」
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