メルセデスF1代表 「2025年はアントネッリに頭を抱える場面も訪れるだろう」
メルセデス代表のトト・ヴォルフは、アンドレア・キミ・アントネッリが2025年のF1デビューシーズン中にチームを「頭を抱えさせる」ような場面が訪れるだろうと認めた。

アンドレア・キミ・アントネッリは、メルセデスとの輝かしいパートナーシップに終止符を打ち、フェラーリでF1キャリアを終えることを選んだルイス・ハミルトンの後任に選ばれた。

アントネッリのF1デビューシーズンは、7度のF1チャンピオンである前任者のハミルトンと同様に、タイトル獲得を狙うチームで厳しい状況に置かれることになるだろう。

アントネッリは、モンツァでのF1レースウィークエンドに初めて出場した際には、その生来のポテンシャルを示したが、2回目のプッシュラップで高速クラッシュしてしまった。

トト・ヴォルフは、F1の広範囲にわたるテストを実施したアントネッリがスピードを上げていくにつれ、メルセデスは2025年を通じてそのような瞬間をさらに多く経験するだろうと認めている。

今シーズンについての考えを尋ねられたトト・ヴォルフは「2025年も同じ規則で、トラックや勝利を争う機会に応じて序列が変わることがわかるので、それを見るまで待つ必要がある。それができれば、タイトルを争うことができるだろう」と語った。

「また、ジョージ(ラッセル)がシニアドライバーとして落ち着き、キミが我々の髪をむしり取るような年になるだろう。また、素晴らしい瞬間も見られるだろう」

「今年はキミの期待値を管理し、2026年に向けたドライバーラインナップを準備する年だ

メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツメルセデスのトト・ヴォルフ代表は、2025年に向けてキミ・アントネッリへの期待を和らげた。

ヴォルフがアントネッリの選択について説明
トト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンの後任としてレース優勝経験のあるカルロス・サインツJr.を見送った決定は、迫り来るルール改正を念頭に置いて行われたと繰り返し述べた。

またヴォルフは、来季のレギュレーション変更後にアントネッリが避けられないミスを修正してくれることをメルセデスが期待していると説明した。

「我々はアンドレアを2026年に向けて準備させたい」とヴォルフはオートスポーツ誌に語った。

「もし彼がメルボルンでポールポジションを獲得し、レースで優勝し、すぐにチャンピオン争いに加わることを期待しているなら、リスクは高いだろう。なぜなら、それは起こらないからだ」

「しかし、彼が18歳であることを考慮すれば、彼は非常に才能があるが、まず成長しなければならず、間違いを犯すだろう。そうすればリスクは限定的になる」

「我々は2025年を過渡期と捉えており、2026年に向けた準備をしたい。2026年には、すべてが再び皆にとって再スタートを切る年となるだろう」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / アンドレア・キミ・アントネッリ