メルセデスF1、ポーポイズ現象に対策した多数のアップグレードを予定
先週のF1バルセロナテストで、メルセデスF1は多くのF1チームを襲ったマシンのバウンシング現象に特に苦労しており、最終日には問題の原因となる高速域での屈曲を管理するためにフロアに補強ステーを追加して問題を克服していた。
だが、メルデスF1は、補強ステーがポーポイズ現象の恒久的な解決策ではないことを知っており、長期的な答えを見つけるためにマシンを改訂することが来週の焦点となっている、
ルイス・ハミルトンは、メルセデスF1がバルセロナでいくつかの“障害”に直面したことを公然と告白しており、次のバーレーンテストでは、、空力パーツの潜在的に主要なアップグレードによってパフォーマンス向上を目指していることが明らかになった。
バルセロナのパドックの噂では、ストレートでのマシンのドラッグをさらに減らし、空気の流れをより適切に管理するために、W13のサイドポッドエリアが大幅に改訂されると言われている。
ジョージ・ラッセルは、チームが新しいレギュレーションのポテンシャルをより理解することで、初期段階ではアップグレードをもたらすことがかなり一般的になるだろうと述べた。
「すべてのチームでそれを目にすることになると思う」とジョージ・ラッセルは語った。
「大規模な規制の変更があった。僕たち全員がマシンをどの位置に置く必要があるかの最善の見積もりとともにバルセロナに到着した」
「しかし、コース上では、一部の人々が予想していたものとはまったく異なっていたことがたくさんあった。だから、僕たちは抱えていた制限を解決して、最適化する必要がある」
「バーレーンで、そして、シーズンを通して、いくつかの変化が見られると思う。開発の傾斜は誰にとってもかなり急速になると確信している。それを最も速くそして最も効率的に攻略できた人が、シーズンの終わりにトップにいることになるだろう」
メルセデスF1は、F1バルセロナテストでベースカーを走らせ、最後のプレシーズンテストでより決定的なバージョンを導入したても不思議ではない。
2019年には、最初の週にかなり基本的なマシンを導入した後、2回目と最終テストで完全な改良版を解き放っている。
メルセデスF1は、バルセロナテストを1-2で終えたが、ジョージ・ラッセルは、ラップタイムはマシンのポテンシャルに関して全く何の意味はないと語る。
「それは信じられないほど興味をそそるし、僕たち全員にとって、非常に目に見える多くの予期しない問題があった」とジョージ・ラッセルは語る。
「一部のチームはそれを非常にうまく管理しているけど、一部のチームは明らかにそうではなかった。ラップタイムは代表的なものではないと思う」
「僕たちは最も柔らかいタイヤコンパウンドを使用していた。C5はこのトラックで非常に強いタイヤだ。だから、自分たちがタイムシートのトップに立っていたとしても、あまり深読みはできない」
「フェラーリとマクラーレンは信じられないほど力強く見えていたと思う。クルマのバランスや現在の限界に完全に満足していないので、いくつかの改善が必要だと思う」
「でも、結局のところ、それはテストにすぎない。僕たちは学ぶためにここにいる。今週、いくつかの良い実験を行い、進むべき方向性を示す良い指標を得たと思う」
関連：F1技術解説：グラウンドエフェクトカー特有のポーポイズ現象とは？
カテゴリー： F1 / メルセデスF1
