ロス・ブラウン 「メルセデスF1が挽回するには難しいシーズン」
F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、今年はメルセデスF1が挽回するのは難しいと考えており、夏休みまで難しい決断を迫られることになるだろうと語る。

これまで両方のタイトルを7連覇してきたメルセデスF1だが、今年は序盤からレッドブル・ホンダが互角の戦いを見せており、ついに過去4戦では連勝。メルセデスF1は2014年にF1がハイブリッド時代に突入してから初となる4連敗を喫し、両方のチャンピオンシップでレッドブル・ホンダにリードを許している。

しかも、過去2戦ではポール・トゥ・ウインを許しており、実力面で完全に劣っていることが明らかになった。

「これがF1の魅力だ」とロス・ブラウンはF1シュタイアーマルクGP後の総括で語った。

「勝つはずのないレースに勝つこともある。勝つべきレースに勝てないこともある。今年の初め、レッドブルは非常に巧妙なオペレーションをしていたが、ややしくじっていた感があった。だが、今、彼らはスピードに取り戻している」

「マシンはもっと優れていたように見えたが、現在、結果でそれを示している。今年の初め、メルセデスは彼らをレースで上回っていた。今はそうではない。過去数戦では逆だった。メルセデスはかなりハードにトライしており、彼らは少しつまずいた」

ロス・ブラウンは、マックス・フェルスタッペンの成熟度は輝いていると語る。

「マックスはチャンピオンシップの素材だと思うと何度も言ってきた。彼が最初にF1に到着したときに見たものを覚えておく必要がある。彼はかなり粗削りだった。今では非常に洗練されたパフォーマンスで同じ程度のスピードを目にしていると言える」

「彼は優れた判断力を持ち、チームとうまく連携し、チームとの良好な関係を築いている。そして、今、彼はその成熟度に達し、今年のチャンピオンシップに勝つ可能性が非常に高くなっている。非常にコントロールされ、洗練されたスタイルでそれをやっている」

「彼が速いことは最初から分か手っていたが、関与すべきではなかった多くのインシデントに巻き込まれていた。その成熟度をはっきりと見ることができる。そして、彼はいくつかの模範的なパフォーマンスを発揮している」

そして、ロス・ブラウンはメルセデスF1は、今年にリソースを振り分け直すか、もしくは来年のためにシーズンを捨てるかの難しい決定を下さなければならないと語る。

「レース後、誰かが『レギュレーションの変更はメルセデスを傷つけたと思うか?』と聞いてきた。私は『去年の終わりにレッドブルはおそらく最速のマシンだったことを忘れてはならない』と答えた。レギュレーション変更はすべての人に影響を与えた。各チームがどの程度影響を受けたかを判断するのは困難だ。レッドブルは本当に彼らの権威を主張し始めている」

「メルセデスが挽回するのは非常に難しいシーズンだ。来シーズンと新しいレギュレーションに非常に重点が置かれているからだ。エンジンでは何もできない。彼らはこのマシンでリソースを燃やし、来年のために少し犠牲にするだろうか? 私はそうは思わない。作業をストップしたマシンで突然勢いを急に手に入れるのはとても難しいことだ」

「彼らはもっと効果的にレースして、マシンのセットアップでもう少しパフォーマンスを絞り出して、それがどのように機能するかを見ようとするかもしれないが、マシンに大きなアップグレードや大きな変化は見られないと思う。彼らは、来年に悪影響を与える可能性のあるリソースをあまり出さずに、レモンからもう少しジュースを絞り出す必要がある」

「レッドブルはより低いドラッグ構成を走らせて、直線スピードにアドバンテージがあるように見える。それがメルセデスの選択肢になるかどうかは分からない。それらは最適か? 彼らは自分たちのシミュレーションに疑問を持っているか? 新しいリアウィングの開発は、おそらく彼らが何らかのリソースを投入する余裕のある種類のプロジェクトか?」

「そいうったことがなる夏休みまで彼らの心の周りでガタガタ鳴るだろう。夏休みが終わったら、誰もが来年にコミットする。夏休み前の今後3レースで何が起こるか見てみよう」

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カテゴリー: F1 / メルセデス