F1 メルセデス オーストラリアグランプリ
メルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは、F1オーストラリアGPでなぜフェラーリに負けたのか理解できていないと語る。

ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンは序盤のレースをリードして20周目にピットイン。しかし、26周目に入ったバーチャルセーフティカー中にピットインしてタイムをセーブすることに成功したセバスチャン・ベッテルに逆転された。

だが、メルセデスはバーチャルセーフティカーが入っていたといても、ルイス・ハミルトンがトップを維持できるはずだったと考えており、トト・ヴォルフは、何がうまくいかなかったのか調査を開始しているとに語った。

ルイス・ハミルトンがセバスチャン・ベッテルに逆転を許した原因について質問されたトト・ヴォルフは「まだわかっていない」と BBC にコメント。

「我々はセバスチャンを倒すための十分なマージンがあると考えていたが、十分ではなかった。我々のシステム内のどこかにソウトウエアのバグがあったに違いないと思っている」

「レースをコントロールしていて、理由もわからずに負けるのはいつだって痛い。F1のデータ世界では滅多に起こらないことだ。だが、現在、我々はどこに問題があったのかを理解するために詳しく調査している」

また、Sky F1 の取材に対しては「バーチャルセーフティカーのデルタに関してソフトウエアに問題を抱えていると思っている。コース上に1台が高速で他が低速という特別な状況であり、これまで経験したことのないおものだった」とコメント。

「我々のシステムで必要するギャップが間違って計算された。アルゴリズムの設定、つまりコンピュータのプログラムが間違っていたと考えている。ずっと前に留まるには十分なギャップがあるとグリーンライトが出ていた。どこかにバグがあった。15秒が必要だったが、実際には12秒しかなかった。十分であるはずのものがそうではなかった」

ルイス・ハミルトンは、レース再開後に数周にわたってセバスチャン・ベッテルにプレッシャーをかけたが、最終的には5秒遅れでレースをフィニッシュした。

トト・ヴォルフは、レース終盤の失速はリアタイヤの高い摩耗によるものだと説明した。

「彼はもうプッシュできないことはわかっていたと思う。タイヤが駄目になっていたし、最後までプッシュでプッシュすることはできなかった」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1